「楽天証券で投資を始めたいと思っているが、クレジット決済にするデメリットはある?」「クレジット決済(クレカ積立)のメリット・デメリットが知りたい」という方は多いのではないでしょうか。
今回は、楽天証券でクレジット決済にするメリット・デメリット、クレジット決済のはじめ方について解説します。
おすすめのクレジットカードも紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
楽天証券でクレジット決済にするメリット
楽天証券の引き落とし方法でクレジット決済を選ぶメリットとしては、以下の4点が挙げられます。
- 決済額に応じて楽天ポイントが貯まる
- 楽天ポイントを積立に使える
- 楽天カードと楽天キャッシュを併用すると月15万円まで投資できる
- 新NISAに対応している
楽天証券でクレジット決済にするメリット①決済額に応じて楽天ポイントが貯まる
楽天証券でクレジット決済を利用すると、お支払い金額に応じて楽天ポイントが貯まります。貯まったポイントは、楽天市場での買い物に利用可能です。
カードの種類 | 代行手数料年率0.4%(税込)未満 |
---|---|
楽天プレミアムカード | 1% |
楽天ゴールドカード | 0.75% |
楽天カード | 0.5% |
楽天プレミアムカードを作成すれば、1%のポイント還元を受けられます。
楽天証券でクレジット決済にするメリット②楽天ポイントを積立に使える
楽天証券では、貯めた楽天ポイントを積立投資に利用することができます。
楽天プレミアムカードを保有し、毎月1万円の積立投資を行えば、毎月100ポイント貯まります。
このポイントをさらに投資することで、資産の増加スピードを早めることができます。
楽天証券でクレジット決済にするメリット③楽天カードと楽天キャッシュを併用すると月15万円まで投資できる
楽天証券では、楽天カードと楽天キャッシュを併用することで月15万円まで投資できます。
他の証券会社は月10万円が上限となっているので、月15万円投資できるのは大きなメリットだと言えるでしょう。
楽天証券でクレジット決済にするメリット④新NISAに対応している
楽天証券のクレジット決済は新NISAに対応しています。
新NISAでは、つみたてNISAと同じ制度の「つみたて投資枠」で最大120万円/年、一般NISAと同じ制度の「成長投資枠」で最大240万円/年の投資が可能です。
新NISAを利用して利益が出た場合には、その利益は非課税になります。
つみたて投資枠 | 成長投資枠 | |
---|---|---|
年間投資枠 | 120万円 | 240万円 |
非課税保有期間 | 無期限 | |
非課税保有限度額 | 1,800万円(成長投資枠はうち1,200万円まで) 売却した場合、枠の再利用が可能 | |
口座開設期間 | いつでも可能 | |
投資対象商品 | 積立・分散投資に適した一定の投資信託 (現行のつみたてNISA対象ファンドと同様) | 投資信託・上場株式 (一部対象除外ファンドあり) |
買付方法 | 積立投資 | 指定なし |
対象年齢 | 18歳以上 | |
現行制度との関係 | 2023年末までに現行の一般NISA,つみたてNISA制度において投資した商品は、 「新NISA」制度の外枠で、現行制度における非課税措置を適用。 ※現行制度のNISAから「新NISA」へのロールオーバーは不可 |
新NISAの非課税メリットを最大限に活かしつつ、楽天ポイントを賢く投資に活用できるのが、楽天証券ならではの大きな強みだと言えるでしょう。
楽天証券でクレジット決済にするデメリット
楽天クレジットカードを楽天証券の引き落とし方法として選ぶ際のデメリットとしては、以下が挙げられます。
- 楽天カード以外使えない
- クレジット決済非対応の商品がある
- 買付日を自分で選べない
- 毎日積立はできない
それぞれについて解説します。
楽天証券でクレジット決済にするデメリット①楽天カード以外使えない
楽天証券でクレジット決済をする場合には、楽天カードが必要です。
他社のクレジットカードは使えないため、楽天カードを持っていない人はカードを作る必要があります。
楽天証券でクレジット決済にするデメリット②クレジット決済非対応の商品がある
楽天証券では、「楽ラップ」や「iDeCo」での積立は、クレジット決済の対象外となるため、注意が必要です。
投資信託の場合はクレジット決済で買付可能です。
楽天証券でクレジット決済にするデメリット③買付日を自分で選べない
楽天証券でクレジット決済を行う際、買付日を自分で選ぶことができません。クレジット決済で積立投資をする場合、毎月8日に買付が行われます。(2021年6月19日以前に楽天クレジットカード決済で積立をした場合は、毎月1日)
投資のタイミングを自分で選びたい場合には、クレジット決済以外の方法で買付を行いましょう。
楽天証券でクレジット決済にするデメリット④毎日積立はできない
楽天証券では、クレジット決済の場合、毎日の積立購入ができません。決済日に合わせて、積立のタイミングが決まってしまうためです。
毎日コツコツと積立を行いたい場合は、楽天マネーブリッジか楽天キャッシュで投資を行いましょう。
楽天証券のクレジットカード決済の始め方・やり方
ここでは、楽天証券でクレジットカード決済を使った投資を始める場合を想定し、以下の手順で始め方を解説します。
- 楽天カードの発行・楽天証券の口座開設
- 積み立てする商品を選び、申し込む
各項目について確認しましょう。
楽天カードの発行・楽天証券の口座開設
まずは、楽天カードの発行と楽天証券の口座開設手続きを行います。
楽天カードの発行申請は楽天カードの公式ページから、楽天証券の口座開設は楽天証券の公式ページからできます。
積み立てする商品を選び、申し込む
続いて、楽天証券で積み立てする商品を選び、「投信」の「積立注文」から積立購入を申し込みます。
通常、買付日になると自動的に積立が開始され、積み立てた日の同月27日に楽天クレジットカードによって支払いが行われる仕組みです。
補足:積立設定のやり方
選んだ商品の積立設定を行うと、引き落とし方法や積立金額、コースなどを設定できます。
以下より、楽天クレジットカード決済に設定する場合の手順を解説します。
まず、楽天証券のマイページから商品を選び「積立注文」をクリックしてください。1つ目の項目「引落口座と積立指定日を選択」で、引き落とし方法を「楽天クレジットカード決済」に選択します。なお、楽天クレジットカード決済の場合は自動で積立指定日が設定されるため、設定不要です。
次に、2つ目の項目「積立金額を入力」にて、毎月積み立てたい金額を入力してください。購入時に楽天ポイントを使いたい場合、オプションの「ポイント利用設定状況」からポイント利用を「利用する」に変更しておきましょう。
続いて、3つ目の項目「分配金コースを選択」にて、再分配型・受取型のいずれかを選択、4つ目の項目「口座の選択」にて、特定・一般のいずれかを選択します。NISA口座を既に持っている場合、「NISA」もしくは「つみたてNISAで注文」を選びましょう。
最後に「未閲覧の書面を確認する」をクリックして目論見書を確認してください。問題がなければ取引暗証番号を入力し、「注文する」をクリックしたら設定は完了です。
楽天証券以外にも利用したい楽天サービス
楽天証券を利用するなら、以下のサービスも一緒に利用しましょう。
- 楽天カード
- 楽天市場
- 楽天ウォレット
- 楽天銀行
それぞれについて解説します。
楽天カード
「楽天カード」と楽天銀行の併用でお得にポイントを貯めることができます。
年間36万円以下なら通常の楽天カード、年間36万円以上使うなら楽天プレミアムカードがオススメです。
すでに楽天カードを持っていて、2枚目のカードを持っていない人は以下の記事もご覧ください。
年間36万円以下なら通常の楽天カードがオススメ
年間の利用金額が36万円以下なら、通常の楽天カードがオススメです。
毎月のクレジットカード利用額が3万円以下なら、通常の楽天カードを利用しましょう。
楽天カードと楽天プレミアムカードの獲得ポイントの比較表は以下の通りです。
年間利用額 (楽天市場) | 楽天カード | 楽天プレミアム | 楽天プレミアム ※誕生月などを駆使 |
---|---|---|---|
12万円 (毎月1万円) | 3,600ポイント | 6,000ポイント (年会費11,000円) ※実質-5,000ポイント | 7,300ポイント (年会費11,000円) ※実質-3,700ポイント |
24万円 (毎月2万円) | 7,200ポイント | 12,000ポイント (年会費11,000円) ※実質1,000ポイント | 14,600ポイント (年会費11,000円) ※実質3,600ポイント |
36万円 (毎月3万円) | 10,800ポイント | 18,000ポイント (年会費11,000円) ※実質7,000ポイント | 21,900ポイント (年会費11,000円) ※実質10,900ポイント |
48万円 (毎月4万円) | 14,400ポイント | 24,000ポイント (年会費11,000円) ※実質13,000ポイント | 29,200ポイント (年会費11,000円) ※実質18,200ポイント |
55.2万円 (毎月4.6万円) | 16,560ポイント | 27,600ポイント (年会費11,000円) ※実質16,600ポイント | 33,580ポイント (年会費11,000円) ※実質22,580ポイント |
60万円 (毎月5万円) | 18,000ポイント | 30,000ポイント (年会費11,000円) ※実質19,000ポイント | 36,500ポイント (年会費11,000円) ※実質25,500ポイント |
年間36万円以上使うなら楽天プレミアムカードがオススメ
年間36万円以上使うなら楽天プレミアムカードがオススメです。
誕生月などポイントをたくさんもらえるキャンペーンを駆使しない場合には、年間55.2万円の利用が必要となります。
年間利用額 (楽天市場) | 楽天カード | 楽天プレミアム | 楽天プレミアム ※誕生月などを駆使 |
---|---|---|---|
12万円 (毎月1万円) | 3,600ポイント | 6,000ポイント (年会費11,000円) ※実質-5,000ポイント | 7,300ポイント (年会費11,000円) ※実質-3,700ポイント |
24万円 (毎月2万円) | 7,200ポイント | 12,000ポイント (年会費11,000円) ※実質1,000ポイント | 14,600ポイント (年会費11,000円) ※実質3,600ポイント |
36万円 (毎月3万円) | 10,800ポイント | 18,000ポイント (年会費11,000円) ※実質7,000ポイント | 21,900ポイント (年会費11,000円) ※実質10,900ポイント |
48万円 (毎月4万円) | 14,400ポイント | 24,000ポイント (年会費11,000円) ※実質13,000ポイント | 29,200ポイント (年会費11,000円) ※実質18,200ポイント |
55.2万円 (毎月4.6万円) | 16,560ポイント | 27,600ポイント (年会費11,000円) ※実質16,600ポイント | 33,580ポイント (年会費11,000円) ※実質22,580ポイント |
60万円 (毎月5万円) | 18,000ポイント | 30,000ポイント (年会費11,000円) ※実質19,000ポイント | 36,500ポイント (年会費11,000円) ※実質25,500ポイント |
楽天市場
「楽天市場」は楽天市場を利用することができる。
アプリ経由で買い物をするだけでポイントが+0.5倍になるため、忘れにずダウンロードしておきましょう。
楽天ウォレット
楽天ウォレットとは、楽天グループ傘下の楽天ウォレット株式会社が運営する仮想通貨取引所のことです。
名称 | 楽天ウォレット |
サービス概要 | 現物取引(販売所形式) 証拠金取引(最大レバレッジ2倍) |
取扱銘柄 | 現物取引: ビットコイン、イーサリアム、ビットコインキャッシュ 証拠金取引:ビットコイン、イーサリアム、ビットコインキャッシュ、ライトコイン、リップル |
最小取引単位 | 現物取引:買い:100円、売り:0.0001BTC 他 証拠金取引:0.01BTC 他 |
取引手数料 | 無料 ※別途スプレッドがかかります。 |
詳細 | 公式サイト |
2023年6月現在、楽天ウォレットでは以下の暗号資産を取り扱っています。
- ビットコイン (Bitcoin:BTC)【現物取引、証拠金取引】
- イーサリアム(Ethereum:ETH)【現物取引、証拠金取引】
- ビットコインキャッシュ(Bitcoin Cash:BCH)【現物取引、証拠金取引】
- ライトコイン(Litecoin:LTC)【証拠金取引】
- エックス・アール・ピー(XRP)(Ripple:XRP)【証拠金取引】
- カルダノ(ADA)【証拠金取引】
- ポルカドット(DOT)【証拠金取引】
- ステラルーメン(XLM)【証拠金取引】
- テゾス(XTZ)【証拠金取引】
楽天ポイントで仮想通貨取引をすることができるので、仮想通貨に興味がある人はぜひ口座開設を行ってみてくださいね。
楽天銀行
楽天銀行は1,300万口座を突破したネット銀行です。
残高照会や取引の明細詳細も、パソコン・スマホから確認できます。
楽天経済圏を利用している人は、楽天銀行で口座開設するとポイントを貯めやすくなります。
そのため、楽天経済圏の人にとっては楽天銀行は必須だと言えます。
楽天証券でクレジット決済にするメリット・デメリットまとめ
本記事では、楽天証券でクレジット決済にするメリット・デメリット、クレジット決済のはじめ方について解説しました。
楽天証券でクレジット決済にするメリット・デメリットは以下の通りです。
楽天証券でクレジット決済にするメリット
- 決済額に応じて楽天ポイントが貯まる
- 楽天ポイントを積立に使える
- 楽天カードと楽天キャッシュを併用すると月15万円まで投資できる
- 新NISAに対応している
楽天証券でクレジット決済にするデメリット
- 楽天カード以外使えない
- クレジット決済非対応の商品がある
- 買付日を自分で選べない
- 毎日積立はできない
メリット・デメリットを正しく理解して、クレジット決済で投資をするか判断してみてください。
クレジット決済をできるだけお得に行いたいなら、楽天プレミアムカードの作成がおすすめです。