「投資信託で含み損ができているから損切りしたい」「投資信託で損切りした方がいい場面はある?」といった疑問をお持ちの人もいるでしょう。
実際のところ、インデックス投資ならば損切りは不要です。
本記事では、投資信託で損切りを検討する場面や、インデックス投資なら損切りが不要な理由について解説します。
配当利回り10%以上を目指せるエイリスキャピタルに投資するならIG証券。
配当金生活を目指すなら、IG証券で口座開設を行おう!
投資信託の損切りを検討したほうがいい4つの場面
投資信託の損切りを検討する場面としては次の4つが考えられます。
- 投資信託のパフォーマンスが市場平均よりも劣っている場合
- 投資先の環境が大きく変化した場合
- 投資先のリスクが増大した場合
- まとまった資金が必要になった時
一つずつ解説します。
投資信託のパフォーマンスが市場平均よりも劣っている場合
投資信託のパフォーマンスが、投資先の市場平均よりも劣っている場合、損切りを検討しましょう。
ただし、短期的な市場変動によってパフォーマンスが低下している場合もあるため、投資期間や投資先の性質を考慮する必要があります。
投資先の環境が大きく変化した場合
投資先の業績が大きく悪化した場合など、投資先の環境が大きく変化した場合にも損切りを検討していいでしょう。
投資先のリスクが増大した場合
戦争などの政治的な不安定がある場合、投資対象となる資産価値が大きく変動する可能性があります。
まとまった資金が必要になった時
急に資金が必要になった場合などに、損切りを検討することがあります。
投資信託の損切りはマイナス何%になったらすればいい?
一般的には、損失が投資額の10%以上に達した場合は、その投資信託から手放すことが推奨されます。
このルールに従って損切りすることで、損失を限定することができ、長期的なポートフォリオの成長を促進することができます。
ウォーレン・バフェットは基本的に損切りしない
ウォーレン・バフェットは、一般的に損切りを行わないとして知られています。彼は、株式投資において、自分が購入した株式を長期的に保有することで、その企業の長期的な成長に投資することを信条としています。そのため、株価の一時的な下落や市場の一時的な不振に直面しても、慌てずに保有し続けることが多いです。
しかし、バフェット自身も「全ての投資はいつか終わる。損切りができない投資家は終わりを迎えることがある」と発言しており、株式投資においても損切りを行うことが適切な場合があることを認識しています。
また、バフェットが長期的な視点で保有することを重視しているのは、彼が投資する企業が成長し続ける可能性が高いと判断しているからであり、一方で、投資する企業が将来的に成長が見込めないと判断した場合には、早期に売却することもあります。
全世界株式などのインデックス投資は損切りしなくても良い理由
インデックス投資においては、基本的には特定の企業や業界に偏ったポートフォリオを避け、市場全体にバランスよく分散投資することを目的としています。そのため、投資先の株価が一時的に下落しても、長期的には市場全体の成長に連動しているため、保有し続けることが多いです。
インデックス投資の基本的な考え方は、市場全体の成長に合わせて投資を行うことで、長期的には安定したリターンを得ることができるというものです。そのため、一時的な株価の変動や下落に対しては、長期的な視点で見た場合には大きな影響が出ないと考えられます。つまり、損切りを行うよりも、ポートフォリオのバランスを保ちながら長期的に保有し続けることが重要であるとされます。
実際にS&P500やオールカントリーは、暴落をしたあとも右肩上がりで最高値を更新しています。
S&P500やオールカントリーについては以下の記事でも解説しているので興味のある人は読んでみてください。
まとめ:投資信託の損切りは自分の投資判断に基づいて実行しよう
本記事では、投資信託は損切りしたほうがいいのかについて解説しました。
損切りを検討する場面は大きく以下の4つだと考えられます。
- 投資信託のパフォーマンスが市場平均よりも劣っている場合
- 投資先の環境が大きく変化した場合
- 投資先のリスクが増大した場合
- まとまった資金が必要になった時
インデックス投資なら、損切りをしないで長期的に投資を継続することがいいでしょう。
損切りを検討するほど損失が出ているのは、株式市場が暴落しているからではないでしょうか。
暴落時の買い増しルールについて以下でも詳しく解説しています。
配当利回り10%以上を目指せるエイリスキャピタルに投資するならIG証券。
配当金生活を目指すなら、IG証券で口座開設を行おう!