「クレジットカードを3枚持ちするなら、おすすめのカードはどれ?」「3枚持ちするなら、どうやってカードを選んだら良い?」といった悩みを持っている方は多いのではないでしょうか。
クレジットカードを3枚持ちする場合、カードの特典やポイント制度を理解した上で、自分に合ったカードを使うことが大切です。
今回は、クレジットカードの3枚持ちで最強の組み合わせについて、おすすめの3組を紹介します。それぞれのカードの基本情報や特徴を解説しますので、「お得に使えるクレジットカードを知りたい」「自分に合ったクレジットカードを見つけたい」という方は、ぜひ参考にしてください。
クレジットカードの3枚持ちで最強なのはどの組み合わせ?
クレジットカードの3枚持ちで最強の組み合わせとして、今回は以下の3通りを紹介します。
おすすめな方 | クレジットカードの組み合わせ |
優待を受けながらポイント還元率を高めたい方 | リクルートカード 三井住友カード(NL) JCBカード S |
オンライン・店舗の両方でポイントを貯めたい方 | PayPayカード 楽天カード ビックカメラSuicaカード |
とにかくポイントを貯めたい方 | 三井住友カード(NL) JCB カード W セゾンパール・アメリカン・エキスプレスカード |
それぞれの組み合わせについて、以下より詳しく見ていきましょう。
優待を受けながらポイント還元率を高めたい方におすすめの最強の組み合わせ
クレジットカードの優待を活用しつつ、しっかりとポイントを貯めていきたい方におすすめなのが「リクルートカード」「三井住友カード(NL)」「JCBカード S」の組み合わせです。
クレジットカード | リクルートカード | 三井住友カード(NL) | JCBカード S |
年会費 | 無料 | 無料 | 無料 |
国際ブランド | Visa、Mastercard、JCB | Visa、Mastercard | JCB |
ポイント還元率 | 1.2% | 0.5% | 0.5% |
付帯保険 | 海外旅行:2,000万円 国内旅行:1,000万円 | 海外旅行:2,000万円 | 海外旅行:2,000万円 ショッピング:海外100万円 |
主な特徴 | 通常時のポイント還元率が1.2%と高め | 対象のコンビニ・飲食店で最大7%のポイント還元あり | 国内外20万カ所以上の施設で最大80%割引の優待あり |
各カードの特徴について、以下より詳しく解説します。
リクルートカードの特徴
リクルートカードは、基本ポイント還元率1.2%と高い還元率を誇るクレジットカードです。
固定費の支払いに利用することで、効率よくポイントを貯めやすいため、メインカードとしての利用に向いています。リクルートカードは基本のポイント還元率が高いことが魅力であるため、3枚持ちする場合はポイントアップ制度のあるカードと組み合わせて使うと良いでしょう。
注意点として、VisaやMastercard®︎を選んだ場合はETCカードの発行に1,100円(税込)の手数料がかかるため、ETC利用時はJCBブランドを選ぶのがおすすめです。
三井住友カード(NL)の特徴
出典:https://www.smbc-card.com/nyukai/card/numberless.jsp
三井住友カード(NL)は、対象店舗でのタッチ決済で最大7%のポイント還元が受けられるカードです。また、年間100万円以上の利用があると三井住友カードゴールド(NL)へのランクアップ案内が届きます。なお、ランクアップに招待された場合は年会費が永年無料となります。
ゴールドカードでは、空港ラウンジの無料利用などの特典が加わります。そのため、クレジットカード1枚で年間100万円以上使う可能性のある方にとって、三井住友カード(NL)はメインカードとしておすすめの選択肢の一つです。
JCBカード Sの特徴
出典:https://www.jcb.co.jp/ordercard/kojin_card/os_card_s.html
JCBカード Sは、基本ポイント還元率が0.5%とやや低めであるものの、特定の店舗で利用するとポイント還元率が高くなるカードです。
ポイントアップ対象店舗の例として、スターバックスやセブンイレブン、ローソン、ウエルシアなどがあります。
また、JCBカード Sは国内外20万カ所以上の優待店舗で割引や特典を受けられる点も魅力です。例えば、対象のカラオケが室料30%OFF、RIZAPの入会金無料といった特典があります。
ただし、JCBが提供する別のカード「JCBカード W」と比較すると、JCBカード Sのポイント還元率は低いため、ポイント重視の方はより還元率が高いJCB カード Wの利用がおすすめです。
オンライン・店舗の両方でポイントを貯めたい方におすすめの最強の組み合わせ
オンライン・店舗の両方でポイントを貯めたい方におすすめなのが「PayPayカード」「楽天カード」「ビックカメラSuicaカード」の組み合わせです。
クレジットカード | PayPayカード | 楽天カード | ビックカメラSuicaカード |
年会費 | 無料 | 無料 | 初年度無料 2年目以降524円(年1回以上利用で翌年無料) |
国際ブランド | Visa、Mastercard、JCB | Visa、Mastercard、JCB、アメリカン・エキスプレス | Visa、JCB |
ポイント還元率 | 1.0% | 1.0% | 0.5% |
付帯保険 | なし | 海外旅行:3,000万円 | 海外旅行:500万円 国内旅行:1,000万円 |
主な特徴 | PayPay利用でポイント還元率が1.5% | 楽天市場の利用でポイントアップ | モバイルSuicaにチャージでポイント還元率が1.5% |
各カードの特徴について、以下より詳しく解説します。
PayPayカードの特徴
出典:https://www.paypay-card.co.jp/
PayPayカードは、基本ポイント還元率が1.0%と高めである上、PayPayに登録してQR決済を利用すると、最大1.5%まで還元率が上がることが特徴です。
ただし、1.5%のポイント還元を受けるには、前月に30回以上かつ10万円以上の利用が必要です。そのため、頻繁にPayPayを使う方にとっては、お得なクレジットカードといえます。
また、PayPayカードはPayPayにチャージできる唯一のクレジットカードなので、支出をPayPay払いにまとめたい方に特におすすめです。
注意点として、旅行保険が付帯されていない、ETCカードの発行には年会費がかかるといった特徴があるため、これらをカバーできるクレジットカードと組み合わせて使うと良いでしょう。
楽天カードの特徴
出典:https://www.rakuten-card.co.jp/
楽天カードは、基本ポイント還元率が1.0%と高い上に、楽天市場で買い物することでポイント還元率が2倍になります。そのため、楽天市場で買い物をする機会が多い方におすすめです。
また、楽天のスーパーポイントアッププログラム(SPU)を活用することで、楽天市場での還元率が最大16.5倍まで上がる可能性があります。
楽天が提供する他のサービスを日常的に利用している方は、楽天カードをメインカードとして使うことでお得にポイントを貯められるでしょう。
ビックカメラSuicaカードの特徴
出典:https://www.jreast.co.jp/card/first/bic/
ビックカメラSuicaカードは、モバイルSuicaへのチャージでポイント還元率が1.5%になることが特徴です。日常的にSuicaを使って交通費を支払う機会が多い方にとっては、効率的にポイントを貯めやすいクレジットカードといえます。
通常、カード発行から2年間以降は年会費524円がかかりますが、年に1回以上利用することで翌年の年会費が無料になります。年に1度の利用はそこまでハードルが高くないため、交通費の支払いでもしっかりとポイントを獲得していきたい方におすすめです。
とにかくポイントを貯めたい方におすすめの最強の組み合わせ
とにかく多くのポイントを貯めたい方におすすめなのが「三井住友カード(NL)」「JCB カード W」「セゾンパール・アメリカン・エキスプレスカード」の組み合わせです。
クレジットカード | 三井住友カード(NL) | JCB カード W | セゾンパール・アメリカン・エキスプレスカード |
年会費 | 無料 | 無料 | 初年度無料 2年目以降1,100円(年1回以上利用で翌年無料) |
国際ブランド | Visa、Mastercard | JCB | アメリカン・エキスプレス |
ポイント還元率 | 0.5% | 1.0% | 0.5% |
付帯保険 | 海外旅行:2,000万円 | 海外旅行:2,000万円 | なし |
主な特徴 | 対象のコンビニ・飲食店で最大7%のポイント還元あり | 対象のコンビニ・飲食店での利用でポイントアップ | QUICPayでの利用でポイント還元率が2.0% |
各カードの特徴について、以下より詳しく解説します。
三井住友カード(NL)の特徴
出典:https://www.smbc-card.com/nyukai/card/numberless.jsp
三井住友カード(NL)は、年会費が永年無料で利用できるクレジットカードです。申し込みから最短10秒でカード番号が発行されるため、ネットショッピングや電子マネーをすぐに利用したい方におすすめです。
また、セブンイレブンやローソンなどのコンビニ、マクドナルドやモスバーガーなどの飲食店といった対象店舗でスマートフォンのタッチ決済を行うと、基本還元率0.5%と合わせて最大7%のポイント還元が受けられます。
高いポイント還元率を狙いたい方は、三井住友カード(NL)を組み合わせてクレジットカードを3枚持ちするのがおすすめです。
JCB カード Wの特徴
出典:https://www.jcb.co.jp/ordercard/kojin_card/os_card_w2.html
JCB カード Wは、基本ポイント還元率が1.0%と高めに設定されている上、対象の店舗で利用すると獲得ポイントが大幅にアップすることが魅力です。事前にポイントアップ登録をすれば、Amazonで2倍、スターバックスでは最大30倍ものポイントを獲得できます。
普段からこれらの対象店舗を利用する人にとっては、非常にお得なクレジットカードといえます。
ポイント制度が充実しているため、2枚目や3枚目のクレジットカードとしても使いやすいでしょう。
セゾンパール・アメリカン・エキスプレスカードの特徴
出典:https://www.saisoncard.co.jp/amextop/pearl-pro/
セゾンパール・アメリカン・エキスプレスカードは、基本ポイント還元率は0.5%と低めであるものの、QUICPayに登録して利用すると還元率が2.0%にアップすることが特長です。
QUICPay対応店舗は全国に205万カ所以上あり、コンビニやドラッグストアなど、日常的に使いやすい場所が多いため効率的にポイントを貯められるでしょう。
ただし、1年間利用がない場合は年会費1,100円がかかるため、定期的にクレジットカードを利用する機会がある方におすすめです。
クレジットカードを3枚持ちする際の選び方
クレジットカードを3枚持ちする際は、以下のポイントを意識して選ぶのがおすすめです。
- 【1枚目のカード】ポイント還元率が高いものを選ぶ
- 【2枚目のカード】自分がポイントを貯めやすいものを選ぶ
- 【3枚目のカード】1枚目・2枚目とは異なる特典のものを選ぶ
それぞれについて解説します。
【1枚目のカード】ポイント還元率が高いものを選ぶ
1枚目のクレジットカードは、日常的に使いやすく、どこで利用しても高いポイント還元率が得られるカードを選びましょう。基本ポイント還元率が1.0%以上のカードは、効率的にポイントを貯めやすいためメインカードとしておすすめです。
さらに、ポイントアップ制度やバーコード決済と連動することで、還元率をさらに高められるカードもあります。1枚目のクレジットカードは、幅広い場面でポイントをしっかりと獲得できる、軸となる1枚を選びましょう。
【2枚目のカード】自分がポイントを貯めやすいものを選ぶ
2枚目のクレジットカードは、自分がよく利用する店舗やサービスで効率よくポイントを貯められるものを選びましょう。
ポイント還元率が特定の店舗やカテゴリーでアップするカードを活用することで、日常の支払いでより多くのポイントを獲得できます。また、年会費がかかるカードでも、ポイント還元率が高い場合はその分お得になることもあります。
自分のライフスタイルに合ったポイントアップの仕組みを持つカードを見極める、状況に応じて使い分けましょう。
【3枚目のカード】1枚目・2枚目とは異なる特典のものを選ぶ
3枚目のクレジットカードは、1枚目や2枚目とは異なる特典があるものを選ぶのがおすすめです。例えば、優待や旅行保険、ショッピング補償など、普段のポイント還元とは違ったメリットを重視することで、カードをより効果的に使い分けられます。
また、多くの場所でカード決済を利用できるよう、異なる国際ブランドを選ぶのもおすすめです。
1枚目や2枚目でカバーできない特典を補えるカードを選び、利用状況に応じてカードを使い分けましょう。
クレジットカード最強の3枚持ちに関してよくある質問
ここでは、クレジットカード最強の3枚持ちに関してよくある質問をまとめました。
クレジットカードの究極の1枚はどれ?
メインとして使うのにおすすめなクレジットカードとして、以下が挙げられます。
いずれも年会費無料のため、初めてクレジットカードを持つ方や、2枚目・3枚目に年会費がかからないクレジットカードを持っておきたい方にもおすすめです。
クレジットカードは何枚持つべき?
一般社団法人日本クレジット協会の調査結果によれば、クレジットカードの発行枚数は2023年3月時点で3億860万枚です。これを1人あたりに換算すると、クレジットカードの平均所有枚数は約3枚となります。
クレジットカードを複数枚持つメリットとしては、カードごとに提供される特典を受けられる、国際ブランドを使い分けられるといった点が挙げられます。
ただし、カードによっては年会費がかかる場合もあるため、自分のライフスタイルに合ったカード枚数を決めて使い分けるのがおすすめです。
クレジットカードを半年で3枚作ることは可能?審査落ちしやすいの?
クレジットカードを半年で3枚作ろうとすると、短期間で複数の同時申し込みをおこなう「多重申込」だと判断され、カード会社からの信用を落としてしまう可能性があります。
多重申込は審査に落ちやすいため、同時にクレジットカードを申し込みたい場合は2枚までに留めておくと良いかもしれません。
また、3枚目のクレジットカードを発行したい場合、2枚目のカード発行から半年以上開けると審査に通過しやすいという声もあるようです。
JALカードを2枚持ちするメリットはある?
前提として、JALカードは「提携の国際ブランドが異なる場合にのみ」2枚以上作れます。
同じカード会社から発行されるクレジットカードを2枚持ちするメリットとしては、用途を分けられる、1枚目が使えなくなった時の予備のクレジットカードとして持てる点があります。
ただし、クレジットカード1枚ずつ年会費がかかるほか、ショッピングマイル・プレミアムに入会する場合はカード毎に入会費が発生するため、あまりお得な選択肢とはいえません。
Amazonのクレジットカードはどんな人におすすめ?
Amazonが提供するAmazon MasterCardは、Amazonで買い物をする機会が多い方におすすめです。
基本のポイント還元率が1.0%であるのに加え、Amazonを利用するとポイント還元率が1.5%に上がります。また、セブンイレブン・ファミリーマート・ローソンでも1.5%のポイント還元率を受けられることが特徴です。
クレジットカードを3枚持ちする際の最強の組み合わせまとめ
今回は、クレジットカードを3枚持ちする際の最強の組み合わせについて紹介しました。クレジットカードを3枚持ちする際は、カードごとの特徴や特典をしっかりと理解した上で、自分のライフスタイルに合った組み合わせを選ぶことが大切です。
また、クレジットカードを複数枚持つ場合、カードによっては年会費が発生することもあるため事前に確認しておきましょう。
記事で紹介したクレジットカードの組み合わせを参考に、お得に使い続けられる最強の組み合わせを見つけてみてください。