投資で大事と言われる入金力とは？入金力の目安と上げる・高める方法

投資や資産運用について勉強をしていると「投資は入金力が大事」「積立投資は入金力が全て」といった意見を耳にすることもあると思います。

本記事では、入金力の基本知識から資産形成・資産運用で入金力が大切と言われる理由、入金力の目安や高め方について解説します。

入金力による資産形成のシミュレーションも合わせて解説するので、最後まで読み進めてください。

資産形成・資産運用で入金力が大切と言われる理由

ではなぜ資産形成・資産運用で入金力が大切と言われるのでしょうか。

理由として、投資には複利という考え方があるためです。複利とは運用で得た収益を当初の元本にプラスして再び投資することで、利益が利益を生み資産の増加を加速させることができる仕組みのことを指します。

投資信託は長期で保有することにより、複利の効果で元本自体が増加します。

これはどういうことか、わかりやすく例を出して解説します。毎月10万円を積み立て投資したときのシミュレーション結果が以下の図です。運用を継続すればするほど、運用収益の割合が増えていることがわかりますね。

資産を倍にする72の法則

複利で元金を倍にするのにどれくらいの期間がかかるかを計算できる「72の法則」というものがあります。

これは、「72÷利回り（％）」で計算ができます。利回りが1%のときは元金が倍になるまで72年、3%なら24年、5%なら14.4年となります。

利回り	倍になるまでかかる期間（年）
1%	72年
2%	36年
3%	24年
4%	18年
5%	14.4年
6%	12年
7%	10.3年
8%	9年
9%	8年
10%	7.2年

資産を3倍にする115の法則

複利で元金を3倍にするのにどれくらいの期間がかかるかを計算できる「115の法則」というものがあります。

「115÷金利≒お金が3倍になる期間 (年) 」で計算ができます。利回りが1%のときは元金が3倍になるまで115年、3%なら38年、5%なら23年となります。

利回り	3倍になるまでかかる期間（年）
1%	115年
2%	57.5年
3%	38.3年
4%	28.75年
5%	23年
6%	19.17年
7%	15.43年
8%	14.375年
9%	12.78年
10%	11.5年

投資が入金力ゲームと言われる2つの理由

投資が入金力ゲームと言われる理由としては2つあります。

それぞれについて解説します。

①入金力が大きい人のほうが投資で成功しやすい

投資は、資産を運用することで利益を得ることが目的です。

そのため、多くの資産を持っている人ほど、より大きな利益を得やすい傾向があります。

つまり、入金力が強い人ほど、投資で成功する確率が高くなります。

②リスクを取るにも資金力があると有利

投資には、投資先が失敗するリスクがつきものです。そのため、成功するには、ある程度のリスクを取ることが必要となります。

しかしながら、そのリスクに対して耐えられるかどうかは、投資家自身の資金力に大きく左右されます。

そのため入金力が高い（資金力がある）人が有利と言われています。

積立投資の入金力はいくら必要？目安や平均はどれくらい？

積立投資をするときの入金力の目安はいくらになるのでしょうか。

Twitterでアンケートをとってみたところ、次のような結果になりました。

【アンケート】あなたの入金力を教えてください。

— りんちゃん | 入金力40万円OLブロガー (@rinrin_sexygirl) February 1, 2023

資産形成や投資を頑張る用にアカウントを作成している「株クラ」と呼ばれる人達に回答してもらったので、一般的な人よりも投資金額は高い傾向にあるかと考察できます。そんな株クラでも「10万円以下」の人が約半数となっていますので、平均的な入金力で投資をしたいと考えている人は、5万円〜10万円の投資を目安にしてください。

また、毎月30万円以上の入金力を誇る人も23.8%いることがわかります。収入がある程度増えてきたら、30万円を目安に投資に回すという選択肢も考えてみてはいかがでしょうか。

ここからは入金力が10万円・20万円・30万円のときのシミュレーションをそれぞれ解説するので、自分の理想の資産形成にはいくら必要なのかを確認してみてください。

入金力が10万円の人のシミュレーション

毎月10万円の積立を年利5%で運用したときのシミュレーションが以下の図になります。

20年間積立を行うと、元金が2400万円、運用収益が1710万円となり、合計で4110万円になります。

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入金力が20万円の人のシミュレーション

毎月20万円の積立を年利5%で運用したときのシミュレーションが以下の図になります。

20年間積立を行うと、元金が4800万円、運用収益が3420万円となり、合計で8220万円になります。

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入金力が30万円の人のシミュレーション

毎月30万円の積立を年利5%で運用したときのシミュレーションが以下の図になります。

20年間積立を行うと、元金が7200万円、運用収益が5131万円となり、合計で1億2331万円になります。

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入金力を上げる・高める3つの方法

シミュレーションを交えて入金力について解説してきました。入金力を高めることで効率的に資産形成ができることがわかって頂けたかと思います。

では入金力を上げるためにはどうしたらいいのでしょうか。入金力を高める方法としては次の3つの方法があります。

一つずつ解説します。

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入金力を高めるために取り組むべきなのは本業？副業？節約？【Twitterアンケート】 投資をしていると入金力を高めたいと考える人も多いですよね。 入金力を高める方法としては、本業・副業・節約の3つがありますが、どれに取り組むべきなのでしょうか。 Twitterでアンケートを取ったので、その結果をシェアします。

①節約するなどの家計の見直し

入金力を高めるために支出を減らして、減らした分を投資に回すという方法があります。

支出を減らすためには節約をすることがおすすめです。今から始めることができる節約術としては以下のようなことが挙げられます。

必要以上の節約をすると精神的に負担になってしまうので、無理なくできる範囲での節約をしましょう。

②副業をして収入を増やす

入金力を高める2つ目の方法は副業をして収入を増やすというものです。

おすすめの副業はクラウドソーシングサイトで仕事を見つけることです。ブログやYoutubeなどは成功すれば大きな収入を得ることができますが、必ず稼げるわけではないので要注意です。

そのため、最初は労働型の副業で確実に収入を増やすことがおすすめです。

おすすめのクラウドソーシングサイトは以下の記事で詳しく紹介しています。

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③転職して本業の収入を上げる

本業の収入を上げることも入金力を高める方法です。

ビズリーチは年収1,000万円以上の求人が3分の1以上となっているので、年収を大きく上げたい人におすすめです。

まだ転職を本格的に考えていなくても、自身の評価・市場価値を知るために登録している人も多いので、ビズリーチに登録して、自身の経験・スキルへの評価を把握してみてはいかがでしょうか。

「入金力を高めるために副業をするのはあり！」という記事でも副業で入金力を高めるメリットを解説しています。

以下の記事でおすすめの転職エージェントの紹介をしているので、参考にしてください。

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入金力に関するよくある質問

入金力とは？

入金力は「投資に回すことができるお金」のことを指します。

つまり、「投資に入金できるお金」のことです。

入金力の目安や平均はどれくらいですか？

入金力の目安は5万円から10万円です。

入金力の平均は5万円以下ですが、中には毎月30万円以上入金している人もいます。

入金力を上げるにはどうしたらいいですか？

節約・副業・転職などがおすすめです。

投資信託・インデックス投資で入金力は大切ですか？

はい。入金力が高ければ、それだけ多くのリターンを得られる可能性が高くなります。

新NISAでも入金力が大切ですか？

新NISAでも入金力は大事だと言えるでしょう。

しかし、投資の戦略は人によって様々なので、自分の投資方針にあった計画を立てましょう。

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まとめ：投資は入金力が大切！

本記事では投資に入金力が大切な理由を解説しました。

自分の理想の資産形成をするために必要な入金力はいくらでしたか？現状の入金力が理想に届いていない場合には、節約や副業が効果的です。

一緒に資産形成を頑張りましょう。

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