「不動産クラウドファンディングにかかる税金は何?」と疑問に感じている人もいるでしょう。
結論から言うと不動産クラウドファンディングの分配金は雑所得に分類されて総合課税の対象となります。
そのため、以下の条件を満たす場合は確定申告が必要です。
- 雑所得が合計20万円以上の人
- 課税所得金額が694万円以下の人
本記事では、不動産クラウドファンディングで確定申告が必要なケースやおすすめの確定申告ソフトについても解説するので最後まで読み進めてください。
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不動産クラウドファンディングとは
不動産クラウドファンディングとは、インターネットを通じて複数の投資家から資金を調達し、不動産の取得や運用などに活用する資金調達の手法の一つです。
一般的には、不動産の取得や再開発、リノベーション、運用に必要な資金を、複数の投資家から集めて資金を運用します。投資家は、不動産オーナーに投資金を出資することで、その不動産に係る利益を得ることができます。
最近では、インデックス投資や高配当株投資と合わせて不動産クラウドファンディングで投資をする人が増えています。
不動産クラウドファンディングの分配金にかかる税金の種類
不動産クラウドファンディングの分配金とは、不動産を運用した結果、最終的に出た利益を事業者が投資家に分配する収益のことです。
不動産クラウドファンディングの分配金は、利子所得・配当所得・不動産所得などに当てはまらず、雑所得という扱いになり、総合課税の対象となります。
また、不動産クラウドファンディングの収益は、入居者からの賃貸料収入を得るインカムゲインか、不動産を購入したときよりも高い価格で売却するキャピタルゲインのいずれかになります。
不動産クラウドファンディングで確定申告が必要なケース
不動産クラウドファンディングで確定申告が必要なケースは以下の通りです。
- 雑所得が合計20万円以上の人
- 課税所得金額が694万円以下の人
それぞれについて解説します。
雑所得が合計20万円以上の人
雑所得の合計が20万円以上であれば、確定申告が必要となります。
20万円以上というのは、不動産クラウドファンディングなどの1つのサービスだけではなく、その他にも金銭の収受を合計した金額です。
課税所得金額が694万円以下の人
個人に課される所得税率は、5〜45%と幅があります。
分配金は、事業者の方であらかじめ20.42%の税金が徴収されているため、課税所得金額が694万円以下の人は確定申告をすることで還付金を受け取ることができます。
確定申告に必要な書類
確定申告を実際におこなう際は、以下の書類を準備しましょう。
- 支払調書
- 源泉徴収票
それぞれについて解説します。
支払調書
不動産クラウドファンディングの事業者が投資家に分配金を支払う時には、源泉徴収として所得税を税務署に納めるという決まりがあります。
分配金を受け取った投資家には、1月中旬〜下旬に不動産クラウドファンディングの事業者から支払調書が送られてくるのが一般的です。
ただし、発送が遅い取引先からは2月初旬頃に送付されることもあります。
この「支払調書」を確定申告の時に税務署に提出しましょう。
源泉徴収票
会社員や給与が支給される仕事についている場合には、所得証明として会社から源泉徴収票が出されます。
この「源泉徴収票」を確定申告の時に税務署に提出しましょう。
不動産クラウドファンディングの確定申告はfreeeがおすすめ
不動産クラウドファンディングの確定申告はfreeeがおすすめです。
freeeを利用するメリットは以下の通りです。
- 簿記の会計がなくても帳簿を作成できる
- 領収書の写真を撮るだけで帳簿を作成できる
- 入出金明細の読み込みを自動で行い、自動仕分けをしてくれる
- POSや電子マネーと連携できる
〇✕形式の質問に答えると、各種控除や所得税の金額を自動で算出できるので、簿記に関する知識はないけど、税理士さんに依頼するお金はできる限り節約したいという人におすすめです。
freeeを利用した確定申告のやり方は以下の通りです。
銀行口座・クレジットカード・電子マネーの連携をする
初期設定が完了したら、「銀行口座・クレジットカード・電子マネーの連携」を行いましょう。
売上が入金された銀行口座や経費を支払ったクレジットカードを登録することで自動で明細を取得してくれます。
確定申告書を作成する
明細の登録が終わったら確定申告書を作成しましょう。
〇✕形式の質問に答えるだけで簡単に完了します。
確定申告書を提出
確定申告書を作成したら、提出を行います。
提出まで終わると確定申告が終了です、お疲れ様でした。
不動産クラウドファンディングで20万円以上の利益が出たら確定申告しよう
以下のどちらかに当てはまる場合確定申告が必要です。
- 雑所得が合計20万円以上の人
- 課税所得金額が694万円以下の人
簿記の知識がないなら、freeeを利用して確定申告をしてみてください。