インデックス投資で資産形成をしているときに気になるのが出口戦略ですよね。
本記事では、出口戦略のひとつである4%ルール(4パーセントルール)について解説します。
世帯別に4%ルールを実行するために必要な金額も解説するので、自分に必要な金額を確認したい人も最後まで読み進めてくださいね。
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インデックス投資とは?
インデックス投資とは、株価指数を代表する投資信託などを通じて市場全体を投資する投資方法です。
インデックス投資は、個別株の株価変動に比べてリスクが少ないとされており、長期的な投資に適しています。また、手数料やコストも低く、投資初心者でも始めやすい投資です。
インデックス投資には以下の9種類があります。
- 国内債券
- 海外債券(先進国)
- 海外債券(新興国)
- 海外債券(ハイイールド)
- 国内株式
- 海外株式(先進国)
- 海外株式(新興国)
- 国内REIT
- 海外REIT
インデックス投資でおすすめの銘柄は、全世界株式(オール・カントリー)、米国の株価指数であるS&P 500や、欧州株価指数であるEuro Stoxx 50などがあります。
インデックス投資の始め方やメリット・デメリットについては以下の記事で解説しています。
また、インデックス投資では、「入金力が全て」と言われることがあります。投資に回すことができるお金を増やしたい人や、インデックス投資の投資シミュレーションについて知りたい方は以下の記事をチェックしてみてください。
インデックス投資の4%ルールとは?
4%ルールは、インデックス投資における出口戦略の一つです。
簡単に言えば、4%ルールは投資元本から年間4%を引き出すことができるルールということで、資産をなるべく減らさず運用益だけを取り崩して生活していく考え方のことです。
つまり、生活費が月25万円だと25万円×12ヶ月で年間300万円必要になるので300万円×25年=7500万円を事前に貯めておく必要があります。
そしてこの7500万円を利回り4%で運用し、その4%(300万円)で生活していくことで、理論上は永久に運用利益で生活することができるので安心だよねという考え方です。
以下に資産と毎月の切り崩し金額の表を作成しました。
資産(円) | 年間の切り崩し金額(円) | 毎月の切り崩し金額(円) |
---|---|---|
30,000,000 | 1,200,000 | 100,000 |
35,000,000 | 1,400,000 | 116,667 |
40,000,000 | 1,600,000 | 133,333 |
45,000,000 | 1,800,000 | 150,000 |
50,000,000 | 2,000,000 | 166,667 |
55,000,000 | 2,200,000 | 183,333 |
60,000,000 | 2,400,000 | 200,000 |
65,000,000 | 2,600,000 | 216,667 |
70,000,000 | 2,800,000 | 233,333 |
75,000,000 | 3,000,000 | 250,000 |
80,000,000 | 3,200,000 | 266,667 |
85,000,000 | 3,400,000 | 283,333 |
90,000,000 | 3,600,000 | 300,000 |
95,000,000 | 3,800,000 | 316,667 |
100,000,000 | 4,000,000 | 333,333 |
資産が3,000万円なら毎月10万円を取り崩すことができ、資産が5000万円なら毎月16万6,667円を取り崩すことができます。
このルールは投資元本の保証をしていないので、株式市場が大きく下落した場合には想定よりも少ない金額を取り崩すことになる可能性があるので、参考値としてください。
下落などのリスクがあるので、4%ルールを活用する場合には、長期的な視点で、リターンとリスクのバランスを考慮する必要があります。
必要な生活費の目安は?
1人暮らし、2人世帯、3人家族、4人家族、5人家族の生活費平均をまとめました。
世帯 | 1カ月間の生活費平均 |
---|---|
1人暮らし | 155,912円 |
2人世帯 | 245,278円 |
3人家族 | 284,334円 |
4人家族 | 315,402円 |
5人家族 | 336,009円 |
それぞれについて解説します。
1人暮らし世帯の生活費平均
総務省の「家計調査 家計収支編 単身世帯(2020年)」によると、1人暮らし世帯の1カ月あたりの生活費平均は、155,912円でした。
内訳は以下の通りです。
- 家賃:6万円程度
- 水道光熱費:1万円程度
- 食費:3万円程度
- 通信費:1万円程度
- 娯楽交際費:2万円程度
- 雑費:3万円程度
つまり、4%ルールを適用させるには、155,912円×12ヶ月×25年=46,773,600円(約4600万円)必要になります。
2人世帯の生活費平均
総務省の「家計調査 家計収支編 二人以上の世帯(2020年)」によると2人世帯の1カ月あたりの生活費平均は、245,278円でした。
内訳の目安は以下の通りです。
- 住居費(家賃、住宅ローンなど):8万円程度
- 水道光熱費:2万円程度
- 食費:8万円程度
- 交通・通信費:4万円程度
- 娯楽交際費:2万円程度
つまり、4%ルールを適用させるには、245,278円×12ヶ月×25年=73,583,400円(約7300万円)必要になります。
3人家族の生活費平均
総務省の「家計調査 家計収支編 二人以上の世帯(2020年)」によると3人世帯の1カ月あたりの生活費平均は、284,334円でした。
内訳の目安は以下の通りです。
- 住居費:2万円程度
- 水道光熱費:2万円程度
- 食費:8万円程度
- 交通・通信費:5万円程度
- 娯楽交際費:2万円程度
- 保険、医療費:1万円程度
- 家具、家事用品:1万円程度
- 衣類:1万円程度
- 教育費:1万円程度
住居費が2万円と低くなっているのは、住居費用を払っていない人も調査対象となっているためです。
つまり、4%ルールを適用させるには、284,334円×12ヶ月×25年=85,300,200円(約8500万円)必要になります。
4人家族の生活費平均
総務省の「家計調査 家計収支編 二人以上の世帯(2020年)」によると4人世帯の1カ月あたりの生活費平均は、315,402円でした。
内訳の目安は以下の通りです。
- 住居費:2万円
- 水道光熱費:2万円
- 食費:8万円
- 交通・通信費:5万円
- 娯楽交際費:3万円
- 保険、医療費:1万円
- 家具、家事用品:1万円
- 衣類:1万円
- 教育費:3万円
- その他:5万円
つまり、4%ルールを適用させるには、315,402円×12ヶ月×25年=94,620,600円(約9500万円)必要になります。
5人家族の生活費平均
総務省の「家計調査 家計収支編 二人以上の世帯(2020年)」によると5人世帯の1カ月あたりの生活費平均は、336,009円でした。
内訳の目安は以下の通りです。
- 住居費:1万円程度
- 水道光熱費:3万円程度
- 食費:9万円程度
- 交通・通信費:5万円程度
- 娯楽交際費:4万円程度
- 保険、医療費:1万円程度
- 家具、家事用品:1万円程度
- 衣類:1万円程度
- 教育費:3万円程度
- その他:7万円程度
つまり、4%ルールを適用させるには、336,009円×12ヶ月×25年=100,802,700円(約1億円)必要になります。
1億円貯めるのに必要な毎月の投資金額については以下の記事で解説しています。
資産形成の相談をするならマネプロがおすすめ
4%ルールで生活するために必要な金額を世帯人数別に解説してきました。
1人世帯でも約4600万円が必要となるので、資産形成に積極的に取り組む必要があります。
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インデックス投資を始めるときにおすすめの証券会社
投資を始める時におすすめの証券会社を紹介します。
SBI証券 | 手数料が格安
SBI証券は業界トップのシェア率を誇っており、手数料が格安という特徴があります。
手数料には「スタンダードプラン」「アクティブプラン」の2つのプランがあり、スタンダードプランの手数料は55円〜、アクティブプランは1日の約定代金が100万円までなら無料です。プランは途中で変更が可能なので、投資スタイルに合わせて好きなプランを選択しましょう。
なお、以下の条件を満たすと国内株式売買手数料が無料(ゼロ革命)となります。
- インターネットコースまたは、インターネットコース(プランC)のお客さま
- 電子交付サービス申込済で当社所定の電子交付設定を行っているお客さま
また、外国株式を全部で9カ国扱っており、証券会社の中では最多となっています。
- 米国株式
- 中国株式
- 韓国株式
- ベトナム株式
- ロシア株式
- インドネシア株式
- シンガポール株式
- タイ株式
- マレーシア株式
三井住友カードでの積立投資をおこなうと、積立額の0.5%~5.0%相当のVポイントがたまります。クレジットカード積立投資の上限は5万円となるので、三井住友カードを利用すると250円〜2500円お得になります。
また、SBI証券は1株から取引できるS株(単元未満株)も取り扱っているので、高配当株の投資にもおすすめです。
auカブコム証券 | 携帯キャリアがauならおすすめ
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プチ株と呼ばれる1株から投資できるサービスもあるので、高配当株をはじめとした個別株に挑戦してみたい人にもおすすめです。
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また、IPO(新規公開株)の取り扱い銘柄数が多いうえ、完全平等抽選なので投資資金の少ない人でも当選が期待できるので、IPO投資に挑戦したい人にもおすすめです。
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まとめ:4%ルールで出口戦略を立てよう
本記事では4%ルールについて解説しました。
4%ルールを実施するときには長期的な視点で、リターンとリスクのバランスを考慮する必要があります。
しかし25年分の生活費を貯めれば、新たに追加投資をする必要がなくなります。
インデックス投資をしていると出口戦略を見失いがちですが、自分に必要な金額をきちんと確認して資産形成を頑張りましょう。
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