権利収入は怪しい？収入を得る仕組みや稼げる方法を徹底解説

「権利収入」と聞くと、怪しいイメージを持つ方は多いのではないでしょうか。権利収入にも種類があり、中には正当に収入を得られる仕組みも存在します。

今回は、権利収入の概要や本当に稼げるのかどうか、権利収入を得られる方法などについて解説します。

権利収入を得られるようになりたい方や、怪しい権利収入に誘われて迷っている方は、ぜひ最後までご覧ください。

権利収入とは？怪しいと言われる理由や仕組みを解説

権利収入は、特定の資産や権利に基づいて継続的に得られる収入のことです。例えば、著作権や特許によるロイヤリティ、不動産の賃貸料などが挙げられます。これらは労働に依存せず、将来的にも利益をもたらすことが特徴です。

しかし、権利収入には怪しいイメージを持つ方も多いでしょう。権利収入は詐欺と混同されがちですが、合法的で信頼性のある権利収入も存在します。

気になる権利収入が合った場合は事前に確認と調査を行い、信頼性や収益が発生する仕組みを理解することが欠かせません。権利収入は、適切な取り組みと理解により、安定的な収益源となり得ます。

権利収入で稼ぐことは本当に可能なのか？

「合法的な権利収入が存在する」とはいえ、権利収入で稼ぐことは本当に可能なのでしょうか。

ここでは、権利収入で稼ぐために必要なポイントをお話しします。

知識や元手が必要である

権利収入を得るためには、深い知識と十分な元手が欠かせません。

特に、投資系では膨大な資金が必要であり、出版物系では才能と市場理解が求められます。これらを把握し、戦略的にリソースを活用することが成功の鍵です。

また、権利収入を継続的に得るためには怪しい案件を避けた慎重な計画が必要であり、あらゆる要素を考慮した準備が必要になるでしょう。成功を焦らず、基盤となる知識と元手を手にした上で取り組むのがポイントです。

稼げるまでには時間がかかる

権利収入は始めてすぐに得られるのではなく、継続的な収入を得るためには時間がかかります。

権利収入には、アフィリエイトや不動産投資、株式投資などがありますが、いずれも利益を生むまでにはかなりの時間が必要です。着実な成果を得るためには、急がずに計画的かつ長期的な視点が欠かせません。

権利収入を得られる方法のランキング一覧

権利収入を得る主な方法には、次の6つが挙げられます。

それぞれの方法について、仕組みを解説します。

株式や投資信託の配当

株式や投資信託の配当は、企業の株式を購入し、出資者が対価として配当や値上がり益を得る仕組みです。これらの方法は少ない投資からスタートでき、投資後は待つだけで利益を得られる魅力があります。

また、毎月の積み立て投資を利用し、投資額を設定して自動投資する方法もあります。手間をかけずに権利収入を得られる反面、株価の変動が大きい場合、損失が発生する可能性があるため注意が必要です。

少額から手軽に始めることも可能ですが、大きな収益を得るには投資額を増やす必要があるでしょう。慎重に企業分析を行い、リスクを抑えて投資するのがポイントです。

不動産投資

不動産投資は、不動産を購入し、賃貸物件として運用することで収益を生む方法です。購入後は管理会社に運営を委託し、家賃を受け取ります。

入居者がいれば安定した収入が得られますが、住人が見つからないと収益が減少し、維持・管理にかかる固定費が発生し続けてしまいます。不動産の購入前には契約の見込みを検討し、慎重に購入計画を進める必要があるでしょう。

また、不動産投資は高額な初期費用が発生するため、資産に余裕がある方に向いています。

預金利息

預金利息は、銀行に預けたお金に対し、銀行が支払う金利によって得る権利収入の仕組みです。

預金者は預金を通じて銀行に資金を提供し、その対価として銀行から金利を受け取ります。この方法はリスクが低く、手軽であるため、多くの人が利用しています。

しかし、現代の低金利環境において、預金利息だけでは高い収益を期待することは難しいかもしれません。そのため、大きな資産を生み出すには他の投資手段と組み合わせるなどの工夫が必要です。

印税

印税は、著作物の売り上げや使用により、著作権者に支払われる収入の仕組みです。本や楽曲の出版により、売上部数や再生回数に応じた印税が著作権者に支払われます。

一度著作物を作成すれば、その後も継続的な利益が期待できますが、魅力的なコンテンツを作成する高度なスキルが必要です。

電子書籍も、印税に似た権利収入を得る方法の一つです。スマートフォンやPCで作成し、Amazonなどで出版することで、少ない初期費用で権利収入を得られます。ただし、競争が激しいため大きな収入を得るのは難しく、知名度や効果的な宣伝が必要です。

印税による権利収入を追求する際には、自身のスキルや市場の特性を考慮した戦略的なアプローチが欠かせません。

特許の使用料

特許の使用料は「ライセンス収入」とも呼ばれ、特許権の保持者が他者に特許の使用を許諾し、その対価として手数料を得る仕組みです。特許を貸し出すことで、技術や発明の利用を可能にし、その結果としてライセンス収入を生み出します。

この手法は、継続的に特許を利用する企業からの収入を確保できる一方、特許を取得するまでには高度なスキルと多くの時間が必要です。

ネットワークビジネス

ネットワークビジネスは、「連鎖販売取引」または「マルチ・レベル・マーケティング（MLM）」とも呼ばれ、会員が他の会員を勧誘し、その活動により発生する利益が権利収入となるビジネスモデルです。

勧誘した会員が他の会員を増やすと、それに応じて利益が発生し、連鎖的に広がります。この連鎖が木のように成長する仕組みがネットワークビジネスの特徴であり、一定の規模に達すると権利収入が増加します。

怪しいと感じる方も多いでしょうが、商品を持たずに高額な年会費を払わせることを目的とする「ネズミ講」とは異なり、ネットワークビジネスは商品販売を中心に組織を発展させ、商品の流通によって収益を得るのが特徴です。ネズミ講は違法であるのに対し、ネットワークビジネスは合法であるため、法的な問題はありません。

乗ってしまった権利ビジネスが詐欺だった場合の対処法

権利収入を得る方法の中には、詐欺行為を行っているグループも存在します。万が一乗ってしまった権利ビジネスが詐欺だった場合、以下の対処法を実行しましょう。

それぞれの方法について解説します。

まずは今すぐ辞める

権利収入の詐欺に巻き込まれたら、まずはそのビジネスを辞めることが大切です。

「お金を払ったから辞めにくい」と思うかもしれませんが、周囲の信頼を失う可能性もあります。詐欺行為に加担していると気づいたら、その時点で即辞めるのが堅実です。

クーリングオフ制度を使う

クーリングオフ制度は、消費者を守るための仕組みであり、意図しない契約から20日以内であれば一方的に契約を解除できます。

もし権利収入の詐欺に引っかかった場合、早めにクーリングオフを通知することで、契約を解除し損失を最小限に抑えられるでしょう。

クーリングオフ制度を使う場合、契約を締結した日が分かる申し込み書類を保管しておく必要があります。

消費者ホットラインに相談する

権利収入の詐欺に遭遇した場合、友達や家族には相談しにくい上、自分一人で抱え込んでいては精神的なストレスが大きくなってしまうでしょう。

その場合、消費生活に関するトラブルについて相談できる消費者ホットラインに相談し、現状について話を聞いてもらうのがおすすめです。

これにより、信頼を損なわずに詐欺被害の適切な対処をサポートしてもらえる可能性があります。

権利収入に関するよくある質問

権利収入を得る上で「誘われたけど、安心して参加して良いのか」「働かずに収入を得るのは良くないのではないか」と不安や疑問を感じている方は少なくありません。

ここでは、権利収入に関してよくある質問をまとめました。

権利収入に誘われたけど、信じてもいいの？

権利収入に誘われたとしても、ほとんどの場合は信用しないほうが良いでしょう。

勧誘者に儲かる仕組みがあると言われて「稼げるかもしれない」と思うかもしれませんが、本当に美味しいビジネスは、他人へ簡単には教えないのが一般的です。

資金を集めて組織に還元するネットワークビジネスは特に慎重に判断し、勧誘を繰り返してくる場合は詐欺の疑いもあるため注意しましょう。

有名芸能人は権利収入を受け取っているって本当？

権利収入ビジネスの勧誘を受けた際、「芸能人も権利収入で稼いでいる」「芸能人も参加しているチャンスを逃すな」といった話をされたことがあるかもしれません。

しかし、芸能人の権利収入ビジネスの話は嘘や都市伝説とも言われており、定番の誘い文句として語り継がれているようです。

芸能人がリリースした曲や出版物の印税収入を受け取ることはあっても、権利収入ビジネスの勧誘で「芸能人も権利収入を得ている」といった美味しい話をされた場合、信じ込まずに話には乗らないのが賢明です。

権利収入の末路はどうなる？辞めるべき？

権利収入ビジネスの未来は、成功例もありますが、急落する可能性も否定できません。

転落したケースの多くはネットワークビジネス参加者で、高い収入を継続できず、借金を抱えることになってしまった人もいるようです。

そのほかの方法を含めて「絶対に成功できる」といった方法はありませんが、比較的安全な権利収入を模索し、リスクを最小限に抑えることが欠かせません。

権利収入は怪しい？まとめ

今回は、権利収入は怪しいビジネスなのかどうか、どのような仕組みで収入を得られるのかなどについて解説しました。

権利収入は全てが怪しいわけではなく、正当に収入を得られる方法も存在します。ただし、中には詐欺事例も存在するため、正しい知識を身につけた上で慎重に判断することが欠かせません。

記事の内容を参考に、権利収入で労働以外の収入源を作る際は、怪しい案件に引っかからないように注意しましょう。