楽天・全米株式インデックス・ファンド(愛称:楽天・VTI)は、米国株式市場に広く投資することを目的としたインデックスファンドです。
非常に人気のある銘柄ですが、「デメリットはあるの?」と気になっている人も多いのではないでしょうか。
本記事では、楽天VTIの基本知識からメリット・デメリット、楽天証券で楽天・VTIを買う方法(買い方)について解説します。
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楽天・全米株式インデックス・ファンド(愛称:楽天・VTI)とは?
楽天・全米株式インデックス・ファンドは、米国株式市場に広く投資することを目的としたインデックスファンドです。このファンドは、アメリカ合衆国の株式市場に上場している多数の企業の株式に投資することにより、米国経済全体のパフォーマンスを反映するよう設計されています。
このファンドは、長期的な資産成長を目指す投資家に適しており、特にアメリカ経済の成長に連動するリターンを求める人から人気があります。また、インデックスファンドであるため、アクティブファンドに比べて管理費用が低く抑えられる傾向にあります。
楽天・全米株式インデックス・ファンドの構成銘柄
楽天・全米株式インデックス・ファンドの構成銘柄TOP10は以下の通りです。
順位 | 銘柄 | 国 | 業種/セクター | 組入比率 |
---|---|---|---|---|
1位 | Apple Inc. | — | テクノロジー | 6.20% |
2位 | Microsoft Corp. | — | テクノロジー | 6.20% |
3位 | Amazon.com Inc. | — | 一般消費財 | 3.00% |
4位 | NVIDIA Corp. | — | テクノロジー | 2.30% |
5位 | Alphabet Inc. Class A | — | テクノロジー | 1.80% |
6位 | Facebook Inc. Class A | — | テクノロジー | 1.60% |
7位 | Alphabet Inc. Class C | — | テクノロジー | 1.50% |
8位 | Berkshire Hathaway Inc. Class B | — | 金融 | 1.50% |
9位 | Tesla Inc. | — | 一般消費財 | 1.30% |
10位 | UnitedHealth Group Inc. | — | ヘルスケア | 1.20% |
楽天・全米株式インデックス・ファンド(愛称:楽天・VTI)に投資するということで、APPLEやMICROSOFT、AMAZONなどの有名アメリカ企業に投資することができます。
楽天・全米株式インデックス・ファンドの配当金・分配金
楽天・全米株式インデックス・ファンド(愛称:楽天・VTI)には配当金や分配金がありません。
配当金や分配金がない代わりに運用益を再投資するため、複利の効果を感じることができます。
楽天・全米株式インデックス・ファンドの利回り
楽天・全米株式インデックス・ファンドの利回りを以下の表にまとめました。
楽天・VTIは2017年9月にできた銘柄なので、10年間でのリターンはまだ数字が出ていません。
期間 | 3ヶ月 | 6ヶ月 | 1年 | 3年 | 5年 | 10年 |
---|---|---|---|---|---|---|
リターン | 1.39% | 14.36% | 22.10% | 20.56% | 17.27% | – |
標準偏差 | 17.9 | 16.25 | 15.72 | 15.82 | 18.57 | – |
シャープレシオ | 0.08 | 0.89 | 1.41 | 1.3 | 0.93 | – |
とはいえ、1年でも22%、5年で17.27%の利回りとなっています。
安定した利回りを目指せる銘柄に投資したいと考えているなら、楽天・VTIはひとつの選択肢となるでしょう。
楽天・VTIのデメリット
楽天・VTIのデメリットは以下の通りです。
- 為替変動のリスク
- アメリカ経済に依存する
- 地域的な分散ができない
それぞれについて解説します。
楽天・VTIのデメリット①為替変動のリスク
楽天・VTIに投資する際には為替変動のリスクがあります。
例えば、円高ドル安の場合、VTIの価値が上がっていても、為替の影響で利益が出ない可能性があります。
このようなリスクを負いたくない人は、「為替ヘッジあり」で投資するようにしてください。
楽天・VTIのデメリット②アメリカ経済に依存する
楽天・VTIは、アメリカ経済に強く依存するというデメリットがあります。
VTIはアメリカの全米株式市場を幅広くカバーしているので、アメリカの経済状況や市場動向に大きく影響されます。
アメリカ経済が好調な時は利益を得やすいですが、アメリカ経済が不況に陥ると損してしまうこともあるでしょう。
楽天・VTIのデメリット③地域的な分散ができない
楽天・VTIに投資するもう一つのデメリットは、地域的な分散ができない点です。
VTIはアメリカ株式市場に特化しているため、地域的なリスク分散はできません。
アジア、ヨーロッパ、新興国市場などにも投資したいと思うなら、オールカントリーへの投資がおすすめです。
楽天証券で楽天・VTIを購入する方法
楽天証券で楽天・VTIを購入する方法について解説します。
- 楽天証券で口座開設する
- 投資信託の購入画面へ移動する
- 注文画面で金額を入力する
- 注文を確定する
それぞれについて解説します。
楽天証券で口座を開設する
楽天・VTIを購入するために、楽天証券で口座開設を行いましょう。
口座開設には本人確認書類が必要です。
楽天証券の口座開設で必要なもの
- 運転免許証
- 個人番号カード
投資信託の購入画面へ移動する
楽天証券にログインしたら、ヘッダーの検索画面に「楽天・VTI」と入力しましょう。
検索すると楽天・全米株式インデックス・ファンドの画面が表示されるので、「購入」か「積立設定」のいずれかを選択してください。
注文画面で金額を入力する
VTIの注文画面で、購入金額を入力しましょう。
ポイントを利用したい場合には、利用するポイントの入力をしてください。
分配金コースや口座区分についても、適宜選択してください。確定申告などの手間をできるだけ減らしたいなら「特定口座」での購入がおすすめです。
注文を確定する
購入額を入力したら、最後に購入の注文を確定しましょう。
楽天・全米株式インデックス・ファンドとS&P500はどっちがおすすめ?
楽天・全米株式インデックス・ファンドとS&P500は、いずれも米国株式市場への投資することができますが、その対象範囲に違いがあります。
まず、S&P500は米国の大手500社の株式を追跡する指数です。これに対し、楽天・全米株式インデックス・ファンドは、S&P500以外の企業にも投資することができる投資信託です。
S&P500は、米国の主要な大企業の動向を反映しているため、米国の大企業への投資に特化したい人におすすめです。一方で、楽天・全米株式インデックス・ファンドは、S&P500に加えて、それ以外の企業にも投資することができるため、より多くの米国株式市場へ投資したい人におすすめです。
楽天VTIにデメリットはある?まとめ
本記事では、楽天VTIの基本知識からメリット・デメリット、楽天証券で楽天・VTIを買う方法(買い方)について解説しました。
楽天証券で積立投資をしたいと考えているなら、楽天キャッシュや楽天カードでの積立も検討してみてください。