マネーフォワードMEの評判から分かるメリットやデメリットを徹底解説

「家計簿を書こうとしたものの、面倒になって続かなかった」「自動で資産を管理できる家計簿アプリがあったら知りたい」という方は多いのではないでしょうか。手軽に資産を一括管理できるアプリは、マネーフォワードMEがおすすめです。

今回は、マネーフォワードMEについて良い評判・悪い評判のそれぞれをまとめました。また、サービス内容や料金プラン、メリット・デメリットなども紹介します。

効率的に資産を管理したい、クレジットカードやレシートの情報を自動入力したい、という方は、ぜひ最後までご覧ください。

マネーフォワードMEの良い評判

マネーフォワードMEの良い評判には、以下が見つかりました。

それぞれについて、詳しく見てみましょう。

資産を管理しやすい

マネーフォワードMEは、銀行口座やクレジットカードだけでなく、証券口座やNISAなど、幅広い資産を一元的に管理できます。

複数のツールを使うことなく資産状況を把握できるため、管理しやすいとの声が挙がっています。

また、4個以内であれば無料版で金融機関の情報を管理できるため、お得な家計簿アプリともいえます。

有料版を使う価値がある

マネーフォワードMEは、有料版を使う価値があるというユーザーの声もありました。

マネーフォワードMEでは無料版と有料版の2種類が存在し、有料プランでは家計の資産レポートや資産・負債のグラフなどを閲覧可能です。

グラフでは資産の内訳が可視化され、資産を一目で確認できます。

マネーフォワードMEの悪い評判

反対に、マネーフォワードMEの悪い評判には、以下のような要素が見つかりました。

良い評判だけでなく、悪い評判も合わせて確認し、利用すべきかを検討しましょう。

それでは、1つずつ解説します。

反映が遅い

マネーフォワードMEの評判のなかには、クレジットカードの自動反映が遅いという声もありました。

これは、リアルタイムで収支を記録したい方にとって不便と感じてしまうかもしれません。

とはいえ、タイムラグがあるからといってキャッシュフローに反映されないわけではないため、資産管理を行う上で大きな問題はないといって良いでしょう。まずは無料版を試してみて、機能の使い勝手を確かめるのがおすすめです。

アプリの広告が多い

マネーフォワードMEのもう一つの悪い評判には、アプリの広告が多いとの声が見つかりました。

無料版だと広告が表示されるため、煩わしく感じてしまう方も多いかもしれません。

しかし、月500円もしくは980円の有料版にアップグレードすると、広告を非表示にできます。無料版で機能を試し、必要に応じてアップグレードするのも選択肢の一つです。

マネーフォワードMEのサービス内容・料金プラン

マネーフォワードMEには、無料版を合わせて3つのプランがあり、それぞれサービス内容・料金が異なります。

違いを以下の表にまとめましたので、ご覧ください。

	無料版	スタンダード	資産形成アドバンス
料金	0円	500円/月（5,300円/年）	980円/月（10,700円/年）
データの閲覧期間	過去1年分	制限なし	制限なし
連携可能数	4件まで	制限なし	制限なし
連携口座の更新頻度	（記載なし）	高い	高い
連携口座の一括更新	×	◯	◯
カードの残高表示	×	◯	◯
家計管理レポート	×	◯	◯
資産内訳・推移グラフ	×	◯	◯
広告非表示	×	◯	◯
CSVダウンロード	×	◯	◯

参照：プレミアムサービス機能比較表｜マネーフォワードME

上記はアプリ版・Web版の両方で使える機能であり、アプリ版のみの機能も存在します。

無料プランでは利用不可となりますが、スタンダードプランでは資産内訳・推移グラフやポイント・マイルの有効期限通知、カードの残高不足通知などを利用可能です。

それに加え、資産形成アドバンスプランでは、配当履歴の確認や資産のタグ付け、Myポートフォリオ機能、株式の業種別内訳の確認、株式や投資信託の配当利回りの確認などが行えます。

マネーフォワードMEのメリット

マネーフォワードMEの主なメリットとして、次の3点が挙げられます。

それぞれについて、解説します。

資産を一元管理できる

マネーフォワードMEの魅力として、複数の資産を一元管理できることが挙げられます。複雑な複数の口座情報を一つにまとめるだけでなく、預金や株式などの項目ごとに効果的なポートフォリオを作成可能です。これにより、資産の推移を長期にわたって記録できます。

ユーザーは手間なくシンプルでスマートな資産管理が可能となり、資産形成における適切な方法を選択しやすくなるでしょう。

さまざまなデバイスで使える

マネーフォワードMEのメリットには、スマートフォンやパソコンでの利用が可能である点も挙げられます。このアプリは、スマートフォンとパソコンの両方で同じIDを使用して利用できるため、利用者は様々な場所から簡単にアクセスできます。

例えば、出先で急な支出を入力する場合はスマートフォンを使用し、家で詳細な家計データを確認・入力する際にはパソコンを活用するなどの使い方ができるでしょう。

これにより、利用者は状況に応じてデバイスを使い分け、いつでもシームレスな資産管理が可能となります。

対応している金融機関が多い

マネーフォワードMEは、対応している金融機関が多いこともメリットといえます。2,500以上の金融機関と連携可能で、これは家計簿アプリの中でもトップレベルで多くの金融機関に対応していることを示します。そのため、「自身の利用している金融機関が対応していない」といったリスクが少ないのが特徴です。

通販サイトの取引から携帯キャリア、地方銀行まで、広範囲な金融機関との連携が実現されています。これにより、ユーザーはオンラインショッピングや携帯電話の利用料金、地元の銀行の取引まで、簡単かつ効果的にデータを統合し、効率的な資産管理が可能となるでしょう。

レシートを自動で読み取れる

マネーフォワードMEのメリットには、レシート自動読込機能により、家計簿の記録が簡単になることも挙げられます。スマートフォンアプリでは、レシートをカメラで撮影するだけでレシートの内容が自動で認識・反映されます。

この便利な機能によって、ユーザーは手間をかけずに購買履歴を家計簿に記録可能です。

特に、家計簿管理に慣れていない方や家計簿作成の時間が取れない方にとって、レシートの手入力は時間を要する作業であるため、この機能を活用することで家計簿を続けやすくなるでしょう。

マネーフォワードMEのデメリット

一方で、マネーフォワードMEには以下のようなデメリットも存在します。

1つずつ解説しますので、デメリットも確認した上でマネーフォワードMEの利用を検討してみてください。

無料プランは連携や機能に制限がある

マネーフォワードMEのデメリットの1つ目は、無料版において銀行やクレジットカードの連携数に制限があることです。無料版では、銀行やクレジットカードの連携は最大で4件までとなっており、複数の金融情報をひとまとめにしたい方にとっては物足りないと感じられてしまうかもしれません。

無料版は連携数の面で制約があるため、効果的な資産管理を求める方には有料版の利用がおすすめです。

有料版では連携数の制限なく利用できるため、まずは無料版を使い、使い勝手が良いと感じたら有料版を使うのも方法の一つです。

複数人で共有しにくい

マネーフォワードMEの2つ目のデメリットは、家族で収支を共有する際、閲覧したい口座を選択できないことです。複数人で1つのアカウントを共有する場合、特定の口座のみを表示・非表示に設定することはできません。

このため、登録口座の履歴や残高などが全て一律に表示され、個々のニーズに合わせて情報を制御することが難しくなります。家族でマネーフォワードMEのアカウントを共有することで、プライバシーに関わる情報がすべて開示されるため、機密性や個別のニーズを考慮する上で注意が必要です。

クレジットカードの反映が遅い

マネーフォワードMEの3つ目のデメリットは、クレジットカードの自動反映が遅いことです。このアプリは口座や電子マネーの入出金情報をリアルタイムで反映しますが、クレジットカードの場合、ややタイムラグが生じます。

クレジットカードを使用した際のリアルタイムな通知を期待できないため、クレジットカードの利用が多く、効率的に管理したいと考えるユーザーは不便だと感じてしまうかもしれません。

ただし、このデメリットは無料プランの利用者に特に影響が大きいため、有料プランの利用である程度緩和されることが期待できます。

マネーフォワードMEの安全性は？

マネーフォワードMEは、高い安全性を確保しているといえます。

ユーザーのログイン情報の保有は必要最低限に抑え、Webでの明細表示に必要な連携先サービスのログイン情報のみが保管されています。その他の重要情報は一切保存されておらず、顧客データは最高水準の暗号方式である「2048bit」SSL証明書を使用し、全て暗号化されているとのことです。

また、通信データと認証情報は別々のサーバーに保存され、厳格な管理が行われています。二段階認証や指紋認証なども導入されており、ユーザーは高いセキュリティレベルで家計簿管理が行えるでしょう。

マネーフォワードMEの評判まとめ

今回は、マネーフォワードMEの評判やサービス内容、料金プラン、メリット・デメリットなどについて解説しました。マネーフォワードMEはセキュリティ管理を徹底しており、有料版を使う価値がある家計簿アプリとも言われています。

資産管理や家計簿作成を効率化したいと考えている方は、多くの金融機関に対応し、資産を一元管理できるマネーフォワードMEを利用してはいかがでしょうか。