楽天証券でも買付停止となったBDC銘柄の再開の可能性は?
と主要ネット証券会社のBDC銘柄の取引再開時期が気になっている人もいるでしょう。
じつは、2023年8月現在、BDC銘柄を購入できる証券会社が登場しました。
そのため、BDC銘柄を買える証券口座を探している人はIG証券の口座開設をするのが1番早いです。
本記事では、楽天証券などの主要ネット証券でのBDC銘柄の買付再開はいつになるのかについて解説します。
BDC銘柄とは?
BDC銘柄は「Business Development Company」の略称で、配当を高めるために特殊な法人の形をとる銘柄です。
「会計上の利益の90%以上を配当として投資家に分配すること」「1銘柄あたりの構成比率を全体の25%以下に抑えること」「資産の70%以上を適格投資対象に投資すること」といった制約の元で運用されています。
代表的なBDC銘柄
代表的なBDC銘柄としては、「ARCC」や「FSK」「OBDC」などがあります。
以下の表はBDC銘柄の時価総額ランキングです。
順位 | BDC銘柄名 | 時価総額 |
---|---|---|
#1 | ARCC | 10.63B |
#2 | FSK | 5.54B |
#3 | OBDC | 5.25B |
#4 | BXSL | 4.46B |
#5 | MAIN | 3.27B |
#6 | GBDC | 2.48B |
#7 | PSEC | 2.42B |
#8 | HTGC | 2.33B |
#9 | TSLX | 1.74B |
#10 | GSBD | 1.54B |
#11 | OCSL | 1.49B |
#12 | NMFC | 1.28B |
#13 | BCSF | 982.00M |
#14 | BBDC | 964.00M |
#15 | CSWC | 853.00M |
#16 | MFIC | 852.00M |
#17 | SLRC | 814.00M |
#18 | CGBD | 741.00M |
#19 | TCPC | 696.00M |
#20 | PFLT | 606.00M |
BDC銘柄を楽天証券などで買付停止になった理由
BDC銘柄は「日本国内の取扱いに際しては運用会社もしくは発行体から金融庁長官に対しての届出が必要となる銘柄」です。
それにもかかわらず、届出を出さない状態でネックス証券や楽天証券では取扱いを行っていました。
そのため、2021年の11月にマネックス証券ではARCCの買付停止となりました。
そして、2021年12月3日より、楽天証券でもBDC銘柄(ARCC、MAINなど)の取引が停止されました。
2021年12月3日(金)より、以下に記載の当社取扱い米国株式10銘柄について、諸般の事情により新規買い注文の受付を停止します。
それに伴い、12月3日(金)時点で受注している対象10銘柄の買い注文(期間指定注文を含む)は、同日午前中を目途にすべて失効します。なお、対象銘柄を保有されているお客様については、12月3日(金)以降も売り注文は引き続きご注文いただけます。
【米国株式】一部銘柄に対する買付停止措置のお知らせ
取引停止された10銘柄は以下の通りです。
ティッカー | 銘柄 |
---|---|
ARCC | エイリス・キャピタル |
BBDC | ベアリングスBDC |
CGBD | TCG BDC |
HTGC | ハーキュリーズ・キャピタル |
MAIN | メイン・ストリート・キャピタル |
NEWT | ニューテック・ビジネス・サービシズ |
NMFC | ニュー・マウンテン・ファイナンス |
ORCC | オウル・ロックキャピタル |
PSEC | プロスペクト・キャピタル |
SSSS | スロ・キャピタル |
新規買い注文の受付が停止されており、売り注文はできますが、保有数を増やすことができなくなりました。
このような中で、2023年8月現在、BDC銘柄を買える証券会社が登場しました。
それがウィブル(Webull)証券です。いつ取引停止になるかわからないので、買いたい人は今すぐ口座開設を行ってくださいね。
2023年11月現在ウィブル証券はBDC商品の取り扱いを停止しています。
そのため、BDC銘柄を購入したいならIG証券で口座開設を行いましょう。
BDC銘柄の買付再開はいつになる?
楽天証券やマネックス証券などの主要ネット証券でBDC銘柄の買付が再開できる見込みはあるのでしょうか。
実は、買付再開となるためには「ARCC自体が日本に届け出を提出」する必要があります。
ARCCが無許可販売禁止の商品のままでは取引ができないので、ARCCが日本国政府に届け出を出して承認される必要があります。
ARCCが日本人に投資してほしいと考えていれば、届出を出す可能性がありますが、今現在そういった動きの報道はありません。
そのため、楽天証券やマネックス証券などの主要ネット証券でのBDC銘柄の買付再開可能性はかなり低いと言えます。
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まとめ:楽天証券でのBDC銘柄の買付再開時期は未定
本記事では、楽天証券などの主要ネット証券でのBDC銘柄の買付再開はいつになるのかについて解説しました。
買付再開となるためには「ARCC自体が日本に届け出を提出」する必要があります。
可能性はかなり低そうなので、現段階で取引ができるIG証券で口座開設を行いましょう。