ゴールドカードは限度額が一般カードよりも高くなっているため、ゴールドカードを作りたいと考えている人も多いのではないでしょうか。
しかし、ゴールドカードの審査は一般カードの審査よりも厳しくなります。
本記事では、ゴールドカードが持てる年収の目安やゴールドカードの審査基準について解説します。
年収200万円〜300万円の人でも利用できるおすすめのゴールドカードも紹介するので、最後まで読み進めてください。
ゴールドカードが持てる年収の目安
ゴールドカードが持てる年収の目安は、発行しているカード会社によって異なりますが、おおよそ300万円以上が一般的な基準となっています。
ただ、300万円を下回っていてもゴールドカードの発行ができるケースがあります。年収だけでなく、資産の有無や借入状況、クレジットカードの利用履歴などが審査項目となっているため、年収が300万円を下回っていてもチャレンジする価値は十分にあるでしょう。
信用力があると判断されれば、年収が若干基準を下回っていてもゴールドカードを発行することができます。
ゴールドカードの審査基準
ゴールドカードの審査基準は大きく3つあります。
1つ目は、安定した収入があることです。年収が300万円以上であれば、審査に通過する確率が高まります。また、勤続年数が3年を超えていると審査に通過しやすくなるでしょう。
2つ目は、今までのクレジットカードの利用状況です。延滞履歴がある場合には、審査に通りにくくなります。
3つ目は、あなたの年齢です。ゴールドカードを作成できる目安は満25歳以上です。18歳以上であれば作成できるゴールドカードもありますが、一般的な目安は25歳以上となります。
年収200万円〜300万円でもOK!おすすめゴールドカード
年収200万円〜300万円でも審査に通る可能性があるおすすめゴールドカードを紹介します。
- 三井住友カード ゴールド(NL)
- Oliveフレキシブルペイ ゴールド
- 楽天プレミアムカード
- JCBゴールド
- 三菱UFJカード ゴールドプレステージ
- エポスゴールドカード
- dカード GOLD
- アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カード
- セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード
三井住友カードゴールド(NL)
三井住友カードゴールド(NL)は、年間100万円以上の利用で翌年度の年会費が無料になります。
条件を満たす前の年会費は5,500円(税込)ですが、条件達成で無料になるのは嬉しいポイントです。
Oliveフレキシブルペイゴールド
Oliveフレキシブルペイゴールドは、初年度の年会費が無料のゴールドカードです。2年目以降の年会費は5,500円(税込)ですが、年間利用額が1000万円以上なら、翌年以降の年会費も無料になるのが魅力的です。
Oliveフレキシブルペイゴールドは、ポイント還元率が高く、複数の支払いモードを選ぶことができます。支払いモードは、クレジットモード、デビットモード、ポイント払いモードの3種類があり、自分のライフスタイルに合わせて選ぶことができます。
国内・海外旅行傷害保険やショッピング保険など、充実した保険サービスも備わっているため、出張や旅行によく行く人におすすめです。
楽天プレミアムカード
楽天プレミアムカードは、年会費が11,000円(税込)と、ゴールドカードの中では比較的安い部類に入るカードです。
楽天経済圏でのポイント還元率の高さが大きな魅力で、楽天市場での買い物なら通常の3倍、楽天トラベルなら通常の4倍、楽天ブックスなら通常の6倍のポイントが貯まります。
貯まったポイントは1ポイント1円として、幅広い商品やサービスの購入に使えるのも嬉しいポイントです。また、空港ラウンジサービスや、国内・海外旅行傷害保険、ショッピング保険など、旅行やお買い物時の保険サービスも充実しています。楽天グループのサービスをよく利用する人におすすめのカードです。
JCBゴールド
JCBゴールドは、初年度の年会費が無料となるゴールドカードです。年会費は2年目以降も11,000円(税込)と比較的リーズナブルな設定になっています。
JCBゴールドは、ショッピングやレストランでの利用で、通常の200円につき1ポイントが貯まる他、JCBが提携する施設やサービスを利用することで、さらにポイントを貯めることができます。
また、空港ラウンジサービスや、国内・海外旅行傷害保険、ショッピング保険など、旅行やお買い物に便利な特典も充実しています。JCBならではの優待サービスも魅力の一つで、レストランやホテル、レジャー施設などで割引や特別サービスを受けられます。
三菱UFJカード ゴールドプレステージ
三菱UFJカード ゴールドプレステージは、年会費11,000円(税込)で、年収300万円以上の方が申込可能なゴールドカードです。
このカードは、三菱UFJニコスのトップブランドカードで、24時間365日の専用コンシェルジュサービスでは、旅行やグルメ、ショッピングなどのお問い合わせに対応してくれます。
また、国内・海外の主要空港ラウンジを利用でき、快適な旅をサポートしてくれます。海外旅行傷害保険が最高5,000万円、国内旅行傷害保険が最高5,000万円と手厚く、ショッピング保険も年間300万円と高額です。
家族カードは無料で作成できるところも嬉しいポイントですね。
ポスゴールドカード
エポスゴールドカードは、年間50万円以上の利用で翌年度の年会費が無料になります。年会費は初年度無料、2年目以降は11,000円(税込)ですが、条件を満たせば無料になるのは大きなメリットです。
また、エポスゴールドカードは、マルイやモディ、ラゾーナ川崎プラザなどの商業施設での利用でポイント還元率が上がるのも特徴です。マルイでの利用なら5%の高還元率となり、お得にショッピングを楽しむことができます。
dカード GOLD
dカード GOLDは、年会費が11,000円(税込)と、ゴールドカードの中では比較的安い部類に入るクレジットカードです。
dカード GOLDは、ポイント還元率が高いという特徴があります。
dポイントクラブ加盟店での利用なら通常の3倍、ドコモ料金の支払いなら通常の10倍のポイントが貯まり、貯まったポイントは1ポイント1円として、ドコモの携帯電話料金の支払いや、加盟店での買い物に使えます。
また、空港ラウンジサービスや、国内・海外旅行傷害保険、ショッピング保険など、旅行やお買い物時の保険サービスも充実しています。携帯をドコモで契約していて、dポイントをよく使う人におすすめのカードです。
アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カード
アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カードは、年会費39,600円(税込)で、年収200万円以上の方が申込可能なゴールドカードです。
このカードは、アメリカン・エキスプレスならではの上質なサービスが特徴です。国内・海外の主要空港ラウンジが利用でき、24時間365日対応の日本語コンシェルジュサービスでは、旅行やグルメ、ショッピングなどのお問い合わせに対応してくれます。
海外旅行傷害保険が最高1億円、国内旅行傷害保険が最高5,000万円と充実し、ショッピング保険は最高500万円です。家族カードは1枚目・2枚目が無料で、3枚目以降は19,800円(税込)です。
セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード
セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カードは、初年度の年会費が無料のゴールドカードです。2年目以降の年会費は11,000円(税込)となっています。
セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カードを発行すると、アメリカン・エキスプレスのサービスが受けられます。
世界中の加盟店で利用でき、24時間対応の日本語サポートや、海外旅行傷害保険、ショッピング保険など、安心して利用できるサービスが充実しています。また、セゾンのポイントプログラム「永久不滅ポイント」が貯まるのも嬉しいポイントです。
ゴールドカードの審査に落ちる理由
ゴールドカードの審査に落ちる理由は以下の通りです。
- 返済能力がないと判断された
- キャッシング枠が大きすぎる
- 未納・滞納をしたことがある(信用情報機関に事故情報がある)
- クレカやローンの利用履歴がない(スーパーホワイト)
それぞれの理由について詳しく解説します。
返済能力がないと判断された
ゴールドカードの審査に落ちる大きな理由の一つが、返済能力がないと判断されてしまうことです。クレジットカード会社は申込者の年収や預貯金、勤続年数などから返済能力を判断しています。
年収が低すぎたり、勤続年数が短かったりすると、安定した収入がないと判断され、審査に通りづらくなります。
ゴールドカードは一般カードよりも審査が厳しくなるので、過去に延滞履歴がある場合には半年以上経ってから再度申し込みを行いましょう。
キャッシング枠が大きすぎる
ゴールドカードの審査で落ちる意外な理由の一つが、キャッシング枠が大きすぎることです。
キャッシング枠は、クレジットカードで借り入れできる限度額のことで、キャッシング枠が大きすぎると、審査に通らないことがあります。キャッシング枠の金額は貸金業法の「総量規制」で定められており、年収の3分の1を超える借り入れはできません。
クレジットカード会社は、申込者の返済能力に見合ったキャッシング枠を設定しているため、申し込む際は自分の収入とキャッシング枠のバランスを考えることが大切です。
未納・滞納をしたことがある(信用情報機関に事故情報がある)
過去に未納や滞納をしたことがある人はゴールドカードの審査に通りにくくなります。
クレジットカードの支払いを滞納したり、携帯電話の料金を払わなかったりすると、信用情報機関に事故情報として記録されます。事故情報は、支払いに問題があった時に記録される履歴のことで、ブラックリストとも呼ばれています。
事故情報が記録されてしまうと、5年から7年ほど信用情報機関にその情報が残ります。事故情報があると、滞納リスクが高い人だと判断されて、クレジットカードの審査に落ちる傾向があります。
自分の信用情報は開示請求で確認することができるので、過去に滞納したことがある人は確認してみてください。
クレカやローンの利用履歴がない(スーパーホワイト)
クレジットカードやローンの利用履歴がないと、ゴールドカードの審査に落ちやすくなります。
利用履歴がない人は「スーパーホワイト」と呼ばれる状態です。スーパーホワイトには利用履歴がないため、返済能力を判断できません。今までクレジットカードを作ったことがない人や、過去に債務整理を行なった人がスーパーホワイトとなります。
クレジットカードの利用経験がない場合は、まずは一般カードを作って利用履歴(クレヒス)を積み重ねましょう。
スーパーホワイトの人には、楽天カードやPayPayカードの作成がおすすめです。
年収が足りないけどゴールドカードの審査に通りたい人がやるべきこと
年収が足りないけどゴールドカードの審査に通りたい人がやるべきことは以下の通りです。
- クレヒス(クレジットカードヒストリー)を積み上げる
- 作りたいゴールドカードの一般カードを作る
それぞれについて解説します。
クレヒス(クレジットカードヒストリー)を積み上げる
年収が足りなくてもゴールドカードの審査に通りたいなら、クレヒス(クレジットカードヒストリー)を積み上げることが大切です。
クレヒスとは、クレジットカードの利用履歴のことで、カードの利用実績が記録されたものです。利用限度額が低めの一般カードを作って、毎月コツコツと利用し、しっかりと支払いを続けることで、良好なクレヒスを積み重ねることができます。
クレジットカード会社は、申込者のクレヒスを見て、信用力を判断しています。カードの利用実績が1年以上安定していれば、年収が低くてもゴールドカードの審査に通る可能性が高くなります。
作りたいゴールドカードの一般カードを作る
年収が足りなくてもゴールドカードが欲しいなら、作りたいゴールドカードの一般カードを作るのがおすすめです。
三井住友カードゴールド(NL)の審査に落ちてしまったら、三井住友カード(NL)を作成しましょう。
一般カードをコツコツ利用することで、ゴールドカードへの切り替えがしやすくなります。
ゴールドカード名 | 一般カード名 |
---|---|
三井住友カード ゴールド(NL) | 三井住友カード(NL) |
Oliveフレキシブルペイ ゴールド | Oliveフレキシブルペイ |
楽天プレミアムカード | 楽天カード |
JCBゴールド | JCBカード |
三菱UFJカード ゴールドプレステージ | 三菱UFJカード |
エポスゴールドカード | エポスカード |
dカード GOLD | dカード |
アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カード | アメリカン・エキスプレス・グリーン・カード |
セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード | セゾン・アメリカン・エキスプレス・カード |
ゴールドカード作成に必要な年収に関するよくある質問
年収200万円でもゴールドカードは作れますか?
年収200万円でもゴールドカードは作れます。
ただし、クレジットカード会社によって審査基準が異なるため、必ず作れるとは限りません。
年収以外の要素(勤続年数、職業、クレジットヒストリーなど)も審査に影響するため、まずは申し込みを行いましょう。
年収が低くてもゴールドカードの審査に通りますか?
年収が低くてもゴールドカードの審査に通る可能性はありますが、確実に通るとは言えません。
年収以外の要素(勤続年数、職業、クレジットヒストリーなど)も審査に影響するため、まずは申し込みを行いましょう。
年金受給者でもゴールドカードは作れますか?
年金受給者でもゴールドカードを作れます。
年金以外の収入源があれば、それをアピールすることで審査通過の可能性が高まります。
パート・アルバイトでもゴールドカードの審査に通りますか?
パート・アルバイトでもゴールドカードの審査に通る可能性はありますが、年収が安定していることが条件です。
勤務先や勤続年数、年収額などを総合的に判断して、クレジットカード会社が審査を行います。
専業主婦(夫)でもゴールドカードの審査に通りますか?
専業主婦(夫)でもゴールドカードの審査に通過することができます。
配偶者の年収が高く、安定していれば、審査に通過しやすくなります。
ゴールドカードに必要な年収まとめ
本記事では、ゴールドカードが持てる年収の目安やゴールドカードの審査基準について解説しました。
年収が300万円以上あれば、ゴールドカードの審査に通過できると言われています。
本記事を参考に、あなたに合ったゴールドカードを見つけてくださいね。