将来有望な投資先をみつけたいけど、どうやって見つければよいか分からないと思っていませんか?そのような方にはFounderがおすすめです。
Founderは、資金調達したい起業家・経営者と新規事業に投資をしたい投資家を結びつけるためのマッチングサイトです。Founderには起業家が3万人以上、投資家は5千人以上が登録しており、日本最大級の規模を誇ります。
多くの利用者を誇るFounderなら、将来有望な起業家が見つかるかもしれません。しかし、投資には大きなお金が動くので、サイトの安全性も気になるところではないでしょうか。
そこで本記事では、Founderの使い方やメリット、注意した方がよい点などを紹介します。
Founder(ファウンダー)とは?
Founder(ファウンダー)とは、起業家と投資家をマッチングするためのWebサイトです。
登録者は経営者3万人以上・投資家5千人以上と、起業家と投資家のマッチングサイトとしては、日本最大級の規模を誇る巨大サイトです。
ここでは、Founderを理解する前にFounderの理念やビジョン、サービスの概要を解説します。
Founderの理念やビジョン
Founderの運営理念は、「起業できない人を減らす。起業家をもっと増やし、日本の経済発展に貢献する。」です。
日本のベンチャーキャピタルの投資額はアメリカの100分の1程度と言われています。人口やGDPの差があるとはいえ、これはあまりに少ない数字です。この数字からも、日本の投資家が投資に対して消極的なことが分かります。
このような現状を打開するためFounderは「閉鎖的な日本の文化を破壊し、もっと投資が活発におこなわれる文化を根付かせる。」というビジョンを掲げサービスを運営しています。
起業家と投資家をマッチングするサービス
起業を思い立った時の最初の難関は資金調達です。しかし、まとまった資金を用意することは簡単ではありません。投資家も起業したての企業やこれから成長する事業に出会うのは簡単ではありません。
Founderは、そういった起業家と投資家を結びつける機会を提供するマッチングサイトです。
Founderを使って起業に成功した事例
Founderには「Founderを使って資金調達に成功した事例」を集めたコンテンツが用意されています。多くの成功事例をみることは、Founderを利用するうえで参考になることが多く、ビジネスを成功させるためのヒントにもなるでしょう。
今回は、Founderを使った成功事例の中から、株式会社ヒューマンアルバの「依存症(薬物等)回復施設の事業」を紹介します。
株式会社ヒューマンアルバ「依存症(薬物等)回復施設の事業」
株式会社ヒューマンアルバの代表である金井社長は、自身の父親がギャンブル依存症であったことから、円満とはほど遠い家庭環境で育ってきました。
そういった自身の辛かった経験から「同じような経験で苦しむ被害者・加害者をなくしたい」と思い、起業を決意しています。
創業初期の資金調達に困っていた時期にFounderを知りました。Founderの利用を決めた大きな理由は、次の2つでした。
UIがシンプルで使いやすかった
利用料がほかのサービスに比べ安価だった
そして、Founderを介し「社会性の高い事業に投資したい」という意向をもった投資家とのマッチングに成功。このマッチングは、社会性が高いだけではなく「事業性も高い」という点が投資家の要望にマッチし、成功へとつながったようです。
出典:Founder「依存症(薬物等)回復施設の事業で資金調達成功!株式会社ヒューマンアルバ 代表取締役社長 金井駿氏」
評判からわかる投資家のメリット
ここでは、Founderについて投資家からの評判が良かったメリットを見ていきましょう。主なメリットは、次の4つです。
- 登録者が多く案件が豊富にある
- システムが使いやすい
- 少額から投資ができる
- 誰でも簡単に始められる
登録者が多く案件が豊富にある
Founderの最大の特徴は、登録者数の多さです。2023年8月時点での登録者は経営者が3.1万人以上、投資家が5千人以上にものぼります。
これだけ多くの登録者がいるFounderであれば、将来有望な起業家が誕生する可能性が高まります。投資家が投資したい投資先の中には次のようなものがあります。
- 大化けする可能性のある起業家
- 非上場の優良企業
- 節税のためのエンジェル税制が利用できるベンチャー企業
将来急成長する可能性のある起業家
Founderには、起業家とその起業家たちがビジネスを成功させるために熟考したビジネスプランが数多く登録されています。
このような数多くの情報を厳選することで、将来急成長する可能性のある優秀な企業を見つけることができるでしょう。
非上場の優良企業
安定した経営をしている優良企業の中には、上場をおこなっていない企業もたくさんあります。
しかし、非上場企業への投資には次のような労力が必要なため、簡単に投資することができません。
- 非上場企業とのつながりを持つための活動
- 株主コミュニティへの参加
Founderであれば、多くの非上場企業も資金提供先を求め登録しています。そのため、非上場企業とも簡単につながることができるのです。
節税のためのエンジェル税制が利用できるベンチャー企業
数多くの起業家が登録しているFounderであれば、「エンジェル税制」の対象である企業に投資できる可能性があります。
エンジェル税制とは、スタートアップ企業へ投資をおこなった投資家が利用できる、税制上の優遇措置制度です。つまり投資をするだけで節税ができるということです。[注1]
この税制優遇を受けるには、投資先の企業が設立間もないことなどの条件を満たす必要があります。Founderであれば、数多くの登録者の中から条件に合った企業を見つけることが可能です。
[注1]経済産業省|エンジェル税制
システムが使いやすい
FounderのUI/UXは、シンプルで分かりやすいので直感的に操作できると評判です。
Founderでは、従来であれば足で稼ぎ多くの時間を費やしていた投資先の検索も効率よく行えます。起業家の年代や業種などの条件を細かく指定して検索できるからです。
また、検索した結果、興味のある起業家が見つかった場合のコンタクトも、スムーズにおこなえるよう工夫されています。
このようなシステムの使いやすさによって、従来のようなオフラインで起業家を見つけることと比べ、大幅に時間を短縮できるのがメリットです。
少額から投資ができる
Founderは、スタートアップ企業への投資としては比較的少額の100万円から投資が可能です。
まとまったお金は用意できていないが、スタートアップ企業やベンチャー企業へ投資したい投資初心者でも利用可能なマッチングサイトです。
誰でも簡単に始められる
Founderは、会員登録が無料なため誰でも簡単にサイトの閲覧が行えます。
まずは無料会員登録を行い、有望な起業家が見つかりそうかを確認してから、有料会員となって本格的に利用するとよいでしょう。
注目度が高く、多くのメディアに取り上げられている
Founderは、注目度の高さから多くのメディアに取り上げられています。掲載されたメディアの中には、日本経済新聞や東洋経済ONLINEといった大手メディアもあります。
各メディアも良いものを紹介したいという思いがあるため、メディアに紹介されるということはある程度信頼された証でもあります。
評判からわかるFounderの注意点
ここでは、Founderの評判からわかる利用する際の注意点も見ていきましょう。
起業家を信頼していいかが分からない
Founderには多くの起業家・経営者が登録しているため、たくさんの起業家・経営者とつながることができます。
しかしその一方で、投資家からお金をだまし取ろうとたくらむ、悪意をもった人もまぎれている可能性がある点に注意が必要です。
Founderでは、有料会員の本人確認が行われており、確認が終わるとプロフィールに表示されます。そのため、やり取りするときは本人確認が行われているかどうかも確認しましょう。
しかし、Founderのサービスは、あくまでも投資家と起業家に出会いの場を提供しているだけということを忘れてはいけません。安全で将来有望な起業家とマッチングできることを保証しているサービスではないことを理解する必要があります。
起業家との連絡や資金の提供については、すべて自己責任です。そのため、起業家とコンタクトを取る際には、相手の素性を確認することがとても大切です。
コンタクトを取ったあとも、すぐに信用してはいけません。何度もやり取りを繰り返し、この先もパートナーとして付き合いを続けるに値するかを、しっかりと考える必要があります。
有料プランの自動更新や解約方法がわかりにくい
Founderは無料でも利用できますが、メッセージを送信するには有料プランに加入する必要があります。この有料プランは、自動的に更新されるので注意が必要です。
これは利用規約にも記載されていることですが、規約を読まずに「勝手に更新された」と口コミしている人もいます。
有料プラン料金の自動更新を停止したい場合には、次の手続きのどちらかをおこなう必要があります。
Founderを退会する
自動更新を停止する
Founderの退会と自動更新の停止の違い
Founderを退会すると、アカウント自体が削除されます。
そのため一度退会すると、新たな投資先を探す際には会員登録からやり直す必要があります。また、本人確認や実績登録などもやり直しが必要です。
自動更新の停止手続きの場合は、アカウントは残ったままです。そのため、投資活動を再開する際には、今まで登録したデータをそのまま利用できます。
このような違いがあるため、再開する時のことを考えると自動更新の停止のほうがよさそうです。
自動更新を停止する方法
どちらの方法を選んだ場合でも、停止の方法は同じです。お問い合わせフォームに、「解約」もしくは「一時停止」の理由と必要事項を記入して送信します。
Founderでは、サービスの向上のために解約や一時停止の理由を社内で共有しています。
そのため、お問い合わせフォームには、具体的な停止理由を入力するとよいでしょう。また、翌月の引き落としがされないよう、早めに手続きを完了させましょう。
電話がつながりづらい
Founderでは、「電話によるユーザーサポートは行っておりません」と明記されていますが、電話がつながらないという口コミを見かけます。
問い合わせしたい場合には、お問い合わせフォームから連絡を行う必要があります。「お問い合わせフォームで連絡したところすぐに返信がきた」といった口コミもありました。
同じメッセージがたくさん来る
同じメッセージが何通も届くため、受取った人の中には「有料プランに加入させるためのサクラなのでは?」と思う人もいるようです。しかし、有料プランを促すためのサクラではありません。
Founderには「メッセージの一斉送信」という機能があり、同じ文章を公開・非公開に関わらず一斉に送信する機能があります。
この機能には、テンプレートが用意されています。このテンプレートが使い勝手がよいため、テンプレートをそのまま使って送る人が多いようです。そのため、同じ文章がたくさん届くことになるのです。
テンプレートを送ってきた人が全て悪い人とは限りません。起業家の中にはパソコンが苦手な方も多いからです。通常のメッセージと同じように、送信者の素性をしっかりと確認し、必要に応じて返事をおこなうとよいでしょう。
投資家がFounderで投資する方法
ここでは投資家がFounderを利用して投資を行う方法を紹介します。
有料と無料で使える機能の違い
投資家がFounderで投資をおこなうための方法を解説する前に、Founderを利用する際の無料と有料で使える機能の違いを説明します。
会員登録 | 案件の閲覧 | 案件の登録 | メッセージ送信 |
無料 | 無料 | 無料 | 有料 |
Founderは、会員登録や案件の閲覧、案件の登録などは、無料でも利用可能です。しかし、興味を持った起業家に対してメッセージを送るには、有料会員になる必要があります。
有料プランの料金体系は、次のとおりです。
お試しプラン | ビギナープラン |
10,780円/月(1か月分、税込) | 7,260円/月(3か月分、税込) |
お試しで1ヶ月だけ利用するなら「お試しプラン」、3ヶ月以上利用するなら「ビギナープラン」がお得です。
投資家がFounderで投資する流れ
つづいて投資家がFounderで投資をするための大まかな流れを説明します。
- 会員登録をおこなう
- 起業家を探しメッセージを送る
- 交渉を重ね、投資する
投資家としてFounderを利用する最初のステップは、会員登録です。ひとまず無料会員で登録しましょう。
会員登録する際には、投資可能金額やどのような案件に投資を希望しているのかなどの情報を投稿します。
ここまでは無料で利用可能です。そのため無料会員のまま、投稿を見た起業家からのコンタクトを待つのもよいでしょう。
ただし投資で成功したいなら積極的に起業家を探すことをおすすめします。
起業家一覧の中から条件に合った起業家を探し、気になった起業家が見つかったら、有料プランに申し込みましょう。有料会員になることで自分からメッセージを送れるようになります。
メッセージを送り起業家からの提案書を基に交渉を重ね、投資するかを判断しましょう。交渉が成立すれば、ビジネスパートナーとしての関係をスタートさせます。
Founderに向いている投資家とは
Founderのメリットを使いこなせる投資家の方は、Founderに向いているといえるでしょう。Founderのメリットに合う投資家の例として、次の2つを紹介します。
- 少ない資金で投資家になりたい人
- 非上場の優良企業に投資をしたい人
少ない資金で投資家になりたい人
少額での投資の場合、多くの実績がある上場企業へ投資をしても大きなリターンは望めません。少額でも大きなリターンを狙うには、まだ実績がなく注目されていないが将来大化けする可能性がある起業家をみつける必要があります。
ただし未上場企業に投資をする場合、信用力と大きな金額が必要となります。そのため、まだ投資実績が少なく、まとまった資金を用意できない投資家が投資をするのは簡単ではありません。
しかしFounderは一人100万円から投資が可能です。また、誰でも簡単に会員登録ができるので、実績が問われないのもメリットです。
登録者の多いFounderであれば、実績は無いが優秀な起業家をみつけられる可能性が高まります。そのため少ない資金で大きな成果を出したいと思っている人にとって、Founderはひとつの選択肢といえるでしょう。
非上場の優良企業に投資をしたい人
安定した経営をしている非上場企業に投資をしたい人にも、Founderは最適です。
通常、非上場企業の情報は市場に出回っておらず、つながりを持つことが難しいため、投資する機会がありません。
しかし、Founderにはすでに起業して10年以上経った企業も登録しており、安定した経営をおこなっている非上場企業もたくさんあります。そのため、Founderを利用すれば優良な未上場企業に投資できる可能性があるのです。
Founderの運営会社:ファウンダー株式会社
Founderを安心して利用するために、Founderを運営している会社について紹介します。
Founderの運営会社はファウンダー株式会社です。ファウンダー株式会社は、資本金500万円、従業員18人という、比較的小さな規模で運営されています。
ファウンダー株式会社は、Founderの管理・運営以外にも、次のような事業をおこなっています。
- ビジネスマッチング(事業パートナーの紹介)事業
- 各種コンサルティング業務
- マーケティングリサーチ業務
このようにファウンダー株式会社は、起業家を支援するための事業を数多く手がけています。とくに近年では「DX-PLAN」という新規IT事業開発サービスに力を入れているようです。
ファウンダー株式会社で自分の事業に投資する
ファウンダー株式会社では、新規IT事業開発サービスを提供しています。このサービスを簡単にいうと、集客活動をDX化したものです。
新規に事業を立ち上げるとなると、普通は「戦略設計」についてはコンサル会社のサポートを受ける。そして、事業に必要な「システムの構築」はシステム開発会社へ発注することが多いでしょう。
それが、ファウンダー株式会社だと「戦略設計」と「システムの構築」に加え、「運営とマネタイズ」まで全てをサポートしてくれます。そのため、投資家が自分で新規事業を起こし、その事業に投資することもできるのです。
ここでは、ファウンダー株式会社のサポートの特徴を紹介します。
戦略設計
ファウンダーの代表である福田社長は長年、スタートアップの支援をおこなってきた実績があります。また、Founderを通じて起業の成功事例を多く見てきた経験から、「勝ちパターン」を知っているといった強みがあります。
このような経験から、質の高いサポートをおこなうことができるのです。
技術力
ファウンダー株式会社では、Founderやクライアントのサイトの運営や管理をとおし、泥臭い現場作業をたくさん積み上げてきています。このような経験から、設計から実務まで対応できる技術力を持っています。
運営とマネタイズ
福田社長は、Webサイトを6億2000万円で売却した経験や、Founderの運営を通じてWebサービスでの黒字化のノウハウを豊富に持っています。
このような豊富なビジネス経験から、戦略設計からシステム構築、運営・マネタイズまでのトータルサポートを実現可能にしています。
そのため投資家自身がファウンダー株式会社を利用し、自分で新規事業を起こしてもよいでしょう。ファウンダー株式会社のサービスを利用すれば新規事業の知識がなくても全てを任せることができます。
Founderの評判まとめ
この記事では、Founderを安全かつ効果的に利用し、最適な投資先を見つけられるよう以下の内容を詳しく解説しました。
- Founderの概要
- Founderを使った企業の成功事例
- 評判から分かるFounderのメリットとデメリット
- Founderに向いている投資家
Founderは、資金調達をしたい起業家・経営者と投資を望む投資家に、出会いの場を提供するサービスです。
Founderは投資の成功を確約しているものではなく、投資はあくまでも自己責任であることを留意しましょう。そのため、起業家にコンタクトを取る際には、相手の素性をしっかりと確認するなどの対策をおこなうことが大切です。