投資に回せるお金が500万円ある
現金が500万円あるので投資をしてみたい
と考えている人もいるでしょう。
投資には一括投資と分散投資がありますが、一括投資はおすすめできません。
一括投資をおすすめできない理由と一括投資と分散投資のそれぞれのメリット・デメリットについて解説します。
投資に回せるお金が500万円あっても一括投資をおすすめしない理由
投資資金が500万円ある場合、一括投資を検討することは一般的に合理的な選択肢です。
しかし、以下のような理由から、一括投資をおすすめしません。
- リスクの分散ができない
- ドルコスト平均法を活用できない
- 心理的な負担が大きい
それぞれについて解説します。
理由①リスクの分散ができない
投資資金を一括で投資すると、その投資先にリスクが集中してしまいます。
一括投資ではなく、分散投資することで、リスクを分散させることができます。
分散するのは「時間」でも「投資先」でもどちらでも問題ありません。
理由②ドルコスト平均法を活用できない
一括投資をする場合、一度に全額を投資することになります。
そのためドルコスト平均法を活用できません。
ドルコスト平均法とは、定期的に一定金額を投資することで、長期的な平均購入価格を下げ、市場変動の影響を受けにくくする投資方法です。
リスクをできるだけ抑えて投資したい人にはドルコスト平均法を用いた投資がおすすめです。
理由③心理的な負担が大きい
投資資金を一括投資する場合、投資先の価格変動によっては、短期間で資産が大きく増減することになります。
このような状況だと、常に資産を見てしまって仕事が手につかないなどの悪影響となる場合もあります。
一括投資と積立投資はどちらがおすすめなの?
一括投資と積立投資のどちらがおすすめかは、個人の投資目的や資金状況によって異なります。
一括投資は、市場の動向によっては大きなリターンが得られる可能性がある反面、リスクも高くなるため、市場の動向について分析して納得した上で投資することが大切です。
積立投資は、長期的な運用をする場合や、資金が定期的に入ってくる場合に選択するといいでしょう。
以下にそれぞれのメリット・デメリットを説明しますので、参考にしてください。
一括投資のメリット・デメリット
メリット
- 手数料が少なくなる場合がある。
- 一括で投資するため、一度にリスクを取ることができる。
- 投資対象が長期的に成長する見込みがある場合、一括投資の方がリターンが高いことがある。
デメリット
- 一度に多額のお金を投資するため、マーケット変動の影響を受けやすく、損失が大きくなる可能性がある。
- 資金がある時期に限られるため、その時期が市場のピークであった場合、その後下落して損失が生じる可能性がある。
積立投資のメリット・デメリット
メリット
- 毎月一定の金額を投資するため、ドルコスト平均法により、長期的に市場の変動を吸収しやすい。
- 積立投資により、運用資金が分散されるため、リスクを抑えることができる。
- 長期的に安定的に運用することができるため、退職金や教育資金の積立に適している。
デメリット
- 手数料が一括投資よりも多くなる場合がある。
- 一度に投資するための資金がない場合、積立投資ができない。
一括投資はしたいなら暴落を待つのもひとつの手
どうしても一括投資がしたい場合には、暴落を待って投資してみてもいいかもしれません。
暴落を待って一括投資することは、一定のリスクを伴う投資手法の一つです。
この方法は、市場の変動を追跡して投資先の価格が下がった時に、一度に大量の資金を投入することで、将来的に資産価値が上昇することを期待するものです。
しかし、暴落を待つことによって、市場が再び回復するまでに長期間を要する可能性もありますし、その間に資産価値が更に低下する可能性もあります。
暴落を待って一括投資をすることは、市場の変動に関する深い知識や豊富な経験がある投資家にとっては、有益な戦略の一つかもしれませんが、投資初心者にはおすすめできません。
投資初心者には、ドルコスト平均法を活用した積立投資がおすすめです。
「インデックス投資は暴落待ちしてから投資するべき?株価暴落の歴史も解説」では、暴落の歴史や、インデックス投資であっても暴落待ちをして投資をしないほうがいい理由を解説しています。
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まとめ:一括投資はリスクを理解して実行しよう
本記事では「投資に回せるお金が500万円あっても一括投資をおすすめしない理由」について解説しました。
理由は以下の3点です。
- リスクの分散ができない
- ドルコスト平均法を活用できない
- 心理的な負担が大きい
とはいえ、一括投資の方がリターンが大きい場合もあります。
自分の投資方針やリスク許容度を理解して投資することが大切です。