「Oliveプラチナプリファードはどれだけ使えば元が取れるのか知りたい」「損益分岐点を理解して、よりお得に使いたい」と思っている方は多いのではないでしょうか。
Oliveプラチナプリファードを利用するメリットを最大限に高めるには、損益分岐点やポイント還元の仕組みを理解し、賢く使いこなすことが欠かせません。
今回は、Oliveプラチナプリファードのポイント還元の仕組みやパターン別の損益分岐点を解説します。
「Oliveプラチナプリファードをよりお得に使いたい」「どのくらい使えば損益分岐点に到達するのか知りたい」という方は、ぜひ参考にしてください。
Oliveプラチナプリファードの損益分岐点を考える上で重要なポイントの仕組み
まずは、Oliveプラチナプリファードの損益分岐点を考える上で欠かせない、ポイント還元の仕組みを知っておきましょう。主に以下の7項目があります。
- 基本のポイント還元率は1.0%
- プリファードストアでの利用で2.0〜14.0%のポイント還元
- Vポイントアッププログラムで最大20.0%のポイント還元
- クレカ積立で最大5.0%のポイント付与
- 外貨ショッピングでの利用で2.0%のポイント還元
- 入会月の3ヶ月後末までに40万円(税込)以上利用で40,000ポイント付与
- 毎年100万円の利用毎に10,000ポイント付与(最大40,000ポイントの継続特典)
それぞれ見ていきましょう。
基本のポイント還元率は1.0%
Olive プラチナプリファードの基本ポイント還元率は、1.0%と高く設定されています。利用額100円(税込)ごとに1ポイントが還元され、日常的にポイントを貯めやすいのが特徴です。
他のOliveカードと比較すると、一般カードやゴールドカードの還元率が0.5%であるのに対し、プラチナプリファードでは2倍の還元を受けられるため、非常にお得なカードといえます。
なお、この還元率はカード利用時に常に適用されるため、日々の買い物で効率的にポイントを貯められるでしょう。
プリファードストアでの利用で2.0〜14.0%のポイント還元
特定の店舗やサービスの利用でポイント還元率がアップするプリファードストアを利用すると、最大14%のポイント還元を受けられます。具体的なポイント還元の仕組みは、通常1%の還元に加え、対象の店舗やサービスに応じて1.0〜14.0%のポイントが上乗せされます。
以下に挙げるのは、対象店の一部です。
対象店 | 上乗せされるポイント還元率 |
Expedia | +14.0% |
Hotels.com | +11.0% |
セブンイレブン | +6.0%(タッチ決済のみ) |
ローソン | +6.0%(タッチ決済のみ) |
ミニストップ | +6.0%(タッチ決済のみ) |
ドトールコーヒーショップ | +6.0%(タッチ決済のみ) |
マクドナルド | +6.0%(タッチ決済のみ) |
サイゼリヤ | +6.0%(タッチ決済のみ) |
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン | +6.0%(パーク内でのタッチ決済のみ) |
さとふる | +4.0% |
ふるなび | +4.0% |
ETC | +2.0% |
スターバックス | +1.0%(オンラインでのカードチャージのみ) |
ANA | +1.0%(ANA直接購入分の航空券のみ) |
参照:https://www.smbc-card.com/mem/platinum-preferred/special-store/index.jsp
Vポイントアッププログラムで最大20.0%のポイント還元
Oliveプラチナプリファードで利用できるOliveアカウント限定サービスを活用すると、Vポイントアッププログラムで最大20.0%のポイント還元を受けられます。
Vポイントアッププログラムの対象サービスについては、以下の通りです。
達成条件 | 上乗せされるポイント還元率 |
Oliveアカウントに契約後、三井住友銀行アプリもしくはVpassアプリに月1回以上ログイン | +1.0% |
Oliveアカウントの選べる特典で「Vポイントアッププログラム+1%」選択 | +1.0% |
SBI証で当月のVポイント投資で合計10,000以上のポイントを利用 | +1.0% |
【三井住友カード・三井住友銀行仲介口座かつ、Olive会員限定】 当月末のNISA口座における投資信託の保有資産評価額が100万円以上 | +0.5% |
住友生命の「Vitalityスマート for Vポイント」に加入のうえ、Vitality健康プログラムを実施 | 最大+2.0% |
Oliveアカウントの契約&外貨預金の利用 | 最大+2.0% |
Oliveアカウントの契約&住宅ローンの契約 | 最大+1% |
OliveアカウントおよびSMBCモビットを契約後、Oliveアカウントの口座を支払い方法に登録して利用 | 最大+2.0% |
参照:https://www.smbc.co.jp/kojin/vpoint-up/
クレカ積立で最大5.0%のポイント付与
Oliveプラチナプリファードでクレカ積立をすると、最大5.0%のポイントが付与されます。
なお、2024年10月以降は年間の利用額に応じて変動するポイント付与の仕組みに変わるため注意しましょう。年間500万円以上の利用で最大3.0%、300万円以上で2.0%、300万円未満の場合は1.0%が適用されます。
ただし、SBI証券のクレカ積立は利用額の集計対象外です。他の方法を組み合わせながら、効果的に積立を進めましょう。
外貨ショッピングでの利用で2.0%のポイント還元
Olive プラチナプリファードを海外で使用すると、外貨ショッピング利用特典として2.0%のポイント還元が受けられます。これは、日本円に換算された利用額100円(税込)ごとに2ポイントが付与される仕組みです。
ただし、この特典はOliveカードのクレジットモードでの利用に限られ、国内で外貨決済をした場合は対象外となります。海外旅行や出張など、外貨を利用する際にこの特典を活用することで、よりお得にポイントを貯めるられるでしょう。
入会月の3ヶ月後末までに40万円(税込)以上利用で40,000ポイント付与
Olive プラチナプリファードでは、入会月から3ヵ月後の月末までに40万円(税込)以上を利用すると、40,000ポイントがもらえる特典があります。この「新規入会&ご利用特典」は、大きな買い物を予定している方や、日常的にカードを多く使う方が取り組みやすいかもしれません。
この特典を活用すれば初年度の年会費相当をポイントで回収できるため、カードを効率的に利用することが欠かせません。
毎年100万円の利用毎に10,000ポイント付与(最大40,000ポイントの継続特典)
Olive プラチナプリファードでは、カードを継続して利用することで、毎年特典ポイントを得られるチャンスがあります。
具体的には、前年の利用額が100万円を超えるごとに10,000ポイントが付与される仕組みで、最大で40,000ポイントまで獲得可能です。日常的な買い物や支払いにカードを積極的に活用すれば、お得な還元を受けられます。
【5パターン】Oliveプラチナプリファードの損益分岐点はいくら?
ここからは、以下の5パターンに分けて、Oliveプラチナプリファードの損益分岐点について解説します。
- 通常利用のみの場合の損益分岐点
- プリファードストアを利用した場合の損益分岐点
- Vポイントアッププログラムを利用した場合の損益分岐点
- SBI証券でクレカ積立を利用した場合の損益分岐点
- 外貨ショッピングを利用した場合の損益分岐点
それぞれ見ていきましょう。
通常利用のみの場合の損益分岐点
Oliveプラチナリファードで、通常のポイント還元率1.0%のみを利用した場合、損益分岐点は200万円となります。
利用額 | 通常のポイント還元分 | 継続特典分 | 合計ポイント | 年会費差引後の金額 |
100万円 | 10,000 | 10,000 | 20,000 | 13,000 |
190万円 | 19,000 | 10,000 | 29,000 | -4,000 |
200万円 | 20,000 | 20,000 | 40,000 | +7,000 |
プリファードストアを利用した場合の損益分岐点
プリファードストアの中でも、飲食店やコンビニなどに多く設定されている「ポイント還元率6.0%」を対象に、損益分岐点を計算してみました。
利用額 | 通常のポイント還元分+特約店 | 継続特典分 | 合計ポイント | 年会費差引後の金額 |
10万円 | 7,000 | 0 | 7,000 | -26,000 |
30万円 | 21,000 | 0 | 21,000 | -12,000 |
48万円 | 33,600 | 0 | 33,600 | +300 |
この場合、48万円が損益分岐点となることがわかります。
Vポイントアッププログラムを利用した場合の損益分岐点
Vポイントアッププログラムを利用すると最大20.0%のポイント還元を受けられますが、ここではポイント還元率が10%であると仮定し、損益分岐点を表にまとめました。
利用額 | 通常のポイント還元分+特約店 | 継続特典分 | 合計ポイント | 年会費差引後の金額 |
10万円 | 10,000 | 0 | 10,000 | -23,000 |
30万円 | 30,000 | 0 | 30,000 | -3,000 |
33万円 | 33,000 | 0 | 33,600 | 0 |
SBI証券でクレカ積立を利用した場合の損益分岐点
SBI証券の積立設定に関して、2024年10月10日(目)の積立設定締切分以降より、ポイント付与率が変わります。プラチナプリファードの変更点については、以下の通りです。
- これまで:最大5%のポイント付与
- これから:
- 年間500万円利用で3.0%
- 年間300万円利用で2.0%
- 年間300万円未満で1.0%
変更後のポイント還元率でクレカ積立を月10万円していく場合、損益分岐点は以下のようになります。
利用額 | 通常のポイント還元分+特約店 | 継続特典分 | 合計ポイント | 年会費差引後の金額 |
100万円 | 22,000 | 10,000 | 32,000 | -23,000 |
200万円 | 32,000 | 20,000 | 52,000 | 19,000 |
300万円 | 86,000 | 40,000 | 126,00 | 51,000 |
外貨ショッピングを利用した場合の損益分岐点
Oliveプラチナプリファードで海外ショッピングをすると、2.0%のポイント還元を受けられます。これをもとに、損益分岐点について考えてみます。
利用額 | 通常のポイント還元分+特約店 | 継続特典分 | 合計ポイント | 年会費差引後の金額 |
30万円 | 9,000 | 0 | 9,000 | -24,000 |
50万円 | 15,000 | 0 | 15,000 | -18,000 |
100万円 | 30,000 | 10,000 | 40,000 | +7,000 |
Oliveプラチナプリファードは年会費以上に多くのメリットがある
ここまでOliveプラチナプリファードのポイント制度や損益分岐点についてお話ししました。
Oliveプラチナプリファードは年会費以上にメリットが大きく、以下の一例があります。
- ポイント還元に特化したカードであり、ポイント還元率が高い
- 24時間365日利用可能なコンシェルジュサービスがついている
- 旅行・ショッピング保険などの補償が充実している
- 家族カードは年会費無料で発行・利用できる
普段からクレジットカードを使う機会が多い、旅行・出張に必要な航空券を買う機会が多いといった方は、Oliveプラチナプリファードを持つことでよりお得にポイントを貯められるでしょう。
Oliveプラチナプリファードに関してよくある質問
ここでは、Oliveプラチナプリファードと関連する、よくある質問をまとめました。
Oliveプラチナプリファードとゴールドを比較すると何が違う?
Oliveプラチナプリファードとゴールドの主な違いは、年会費やポイント還元率、利用限度額です。
プラチナプリファードは年会費33,000円で、基本のポイント還元率が1.0%と高く、年間の利用額に応じたボーナスポイントも充実しています。一方、ゴールドは年会費5,500円で、還元率は0.5%です。
さらに、利用限度額はプラチナプリファードが最大500万円、ゴールドが200万円となっています。
Oliveプラチナプリファードと三井住友カードゴールド(NL)を比較すると何が違う?
Oliveプラチナプリファードは年会費33,000円、ゴールド(NL)の年会費は5,500円で利用できます。そのほか、違いとしては積立投資の還元率や保険の補償内容などがあります。
Oliveプラチナプリファードは通常のポイント還元率が1.0%と高く、特約店還元で最大15%までポイントが還元されるため、よりお得にポイントを貯めたい方におすすめです。
Oliveプラチナプリファードや三井住友カード プラチナプリファードを年会費無料にする方法はある?
年会費が無料になることはなく、33,000円が必ず発生します。
ただし、1年間に100万円以上を利用する場合、100万円の利用毎に10,000円相当のポイントが付与されます。プラチナプリファードでは最大40,000円のポイントを受け取れるため、カード利用によって年会費分のポイントを獲得可能です。
Oliveのランクをプラチナプリファードに切り替える方法を知りたい。
Oliveのアカウントランクの変更は、以下の手順でおこないます。
- 三井住友銀行アプリにログイン
- 画面中央の「モードに洗濯中」をタップ
- クレジットモードもしくはデビッドモードの上にある「◯」をタップ
- 画面右下の「メニュー」をタップ
- 「Oliveアカウントの切り替え」に「はい」
- 画面の案内に沿って手続きを進める
Oliveプラチナプリファードの損益分岐点まとめ
今回は、Oliveプラチナプリファードの損益分岐点について解説しました。どのポイントアップ制度を活用するかによって、損益分岐点の捉え方が異なります。
複数の制度を活用すれば、効率的に損益分岐点まで到達し、プラチナプリファードの年会費分以上のメリットを得られるでしょう。
記事で紹介した損益分岐点の計算方法を参考にしながら、Oliveプラチナプリファードをお得に使い続けましょう。