CFD取引は、少ない資金で個別株から金・原油などの商品まで幅広い資産へ投資できるのが特徴です。
中には、CFD取引について学び、証券会社で口座開設を検討している人もいるでしょう。
しかし、「おすすめの証券会社はどこだろう?」「どんな基準で証券会社を選べばいいのか?」などの疑問を解消できず、口座開設に踏み切れずにいませんか?
本記事では、CFD取引におすすめの証券会社9社と選び方を紹介します。CFD取引の初心者は後悔しない証券会社選びの参考にしてみてください。
CFD取引におすすめの証券会社ランキング
実際にCFD取引の証券会社を比較する際、対応している証券会社が多くて、迷っている人もいるでしょう。CFD取引におすすめの証券会社を厳選して9社紹介します。
- GMOクリック証券
- IG証券
- SBIネオトレード証券
- 外貨ex CFD|GMO外貨
- DMM.com証券
- FXTF|ゴールデンウェイ・ジャパン
- OANDA証券
- マネックス証券
- インヴァスト証券
GMOクリック証券
GMOクリック証券は国内の店頭CFD取引高9年連続1位※を獲得している人気の証券会社です。
※日本証券業協会及び日本商品先物取引協会の統計情報よりGMOクリック証券調べ(2014年1月~2022年12月)
株価指数CFD、個別株CFD、商品CFD、バラエティCFDの4種類を取り扱っており、幅広い資産に投資が可能です。取引ツールの「はっちゅう君CFD」は、使いやすいように自由にレイアウト変更できます。
電話による問い合わせにおいて、ほとんどの時間帯で電話受付率は95%以上です。分からない事がある際、いつ電話してもほぼ確実に対応してくれるでしょう。
IG証券
IG証券はグループ全体のCFD取引シェアが世界No.1の証券会社です。
CFD口座では、株価指数、個別株、商品、債券と幅広く取り扱っています。他の証券会社では取扱していない債券の売買ができ、日本やアメリカ、イギリスなどの国債を取引できます。
取扱銘柄数は17000以上と他の証券会社と比べて圧倒的に多いことも特徴の一つで、様々な銘柄に投資ができます。
CFD取引の初心者向けに学習コンテンツが用意されており、一からCFD取引について学習ができます。デモ口座と併せて使うことでより効果的に知識を身に付けられるでしょう。
SBIネオトレード証券
SBIネオトレード証券は国内現物株や信用取引、CFD取引に特化した証券会社です。
CFD口座では、株価指数CFDと個別株CFDの2種類を取り扱っています。株価指数CFDでは「日経225」「S&P500」、個別株CFDでは「アップル」「テスラ」「コカ・コーラ」などメジャーな銘柄が揃っています。
取引ツールは直感的に操作が可能で、ドラッグ&ドロップ操作でレイアウトを自動調整してくれます。また、レイアウト設定で悩んでいる人向けに3種類のレイアウトパターンが用意されています。
外貨ex CFD|GMO外貨
GMO外貨は取引ツールの使いやすさや厳選された銘柄が特徴の証券会社です。
株価指数CFD9銘柄と商品CFD6銘柄、バラエティCFD1銘柄が取引可能です。株価指数CFDでは日本やアメリカ以外に中国、欧州の株価指数も扱っています。また、商品CFDでは金や原油などの主要な銘柄が揃っています。
取引ツールのスマホアプリはシンプルな画面構成で、視認性と操作性に優れています。また、多彩なテクニカル指標、チャート画面の4分割表示に対応しており、外出先でも取引ができます。
DMM.com証券
DMM.com証券は銘柄の厳選やサポートの手厚さの点で、CFDデビューを考える初心者におすすめできる証券会社です。
取扱銘柄は株価指数CFD8銘柄、商品CFD6銘柄と多くはありませんが、主要な銘柄は一通り揃っているため、銘柄選びで迷ってしまう人におすすめです。
サポートが手厚いことが特徴で24時間365日、質問に応答してくれるチャットボットを利用できます。電話の受付時間も長く、冬時間では月曜日の朝7時から土曜日の6時50分まで、夏時間では土曜日の5時50分まで問い合わせ可能です。
FXTF|ゴールデンウェイ・ジャパン
ゴールデンウェイ・ジャパンはFXとCFDの取引に特化している証券会社です。
取扱銘柄は商品CFDと暗号資産CFDの2種類があります。商品CFDは金・銀・原油・天然ガスの4銘柄のみですが、業界最狭水準のスプレッドが特徴です。取引手数料も無料なので、コストを抑えた売買が可能です。
暗号資産CFDはビットコインとイーサリアムの2つのメジャーな暗号資産を取り扱っています。電話による問い合わせは平日の8時から22時まで受付可能で、他社と比べて夜遅くまでサポートを受けられます。
OANDA証券
OANDA証券は本格的にCFD取引をしたいと考えている人におすすめの証券会社です。
株価指数14銘柄と商品CFD10銘柄が取引可能です。株価指数ではアジア圏や欧州各国の株価指数、商品では銅、砂糖などと主要銘柄以外も取り扱っています。
損益に大きく影響する約定スピードの速さを重視しているのが特徴です。遅くとも1/2秒以内に処理が完了します。
取引ツールとして、世界中の投資家に愛用されているMT4とMT5が利用できます。プロレベルのテクニカル分析ができ、自動売買に対応しています。
マネックス証券
マネックス証券は暗号資産CFDを主に取り扱っている証券会社です。
暗号資産の主要な銘柄を取り扱っており、取引できる銘柄はビットコイン、イーサリアム、ビットコインキャッシュ、リップルの4銘柄です。
取引ツールとして専用スマホアプリがあり、シンプルな操作で手軽に取引ができます。また、ストリーミング注文や指値・逆指値注文など多彩な注文方法に対応しております。
総合口座を開設済みの人は重要事項に回答するだけで、CFD口座開設の手続きが完了します。
インヴァスト証券
インヴァスト証券はETFのCFD取引に特化しており、トライオートETFを展開している証券会社です。トライオートETFではあらかじめ運用ルールを設定し、そのルールに従って自動で売買します。
運用ルールの設定は、取引を熟知したトレーダー達が考案した複数のルールから選ぶだけです。また、上級者は自分の考えを反映した運用ルールの設定もできます。
取引できる銘柄は「日経225」「S&P500」のような主要な銘柄以外に生活必需品株やテクノロジー株などの業種別ETFもあります。
初心者、経験者どちらも簡単にCFD取引を始められます。
CFD取引の証券会社を選ぶポイント7選
おすすめの証券会社を紹介しましたが、それぞれ特徴があり、口座開設する証券会社を一つ選ぶのは難しいはず。また、そのほかに気になっている証券会社があり、迷っている人もいるでしょう。
自分に合った証券会社を選ぶにはどんな点に気をつければいいのでしょうか?CFD取引の証券会社を選ぶ際、比較するポイントを7つ紹介します。
- 手数料は安いか?
- 取扱銘柄は多いか?
- スプレッドが狭いか?
- 取引ツールの使いやすさ
- デモ口座はあるか?
- サポートは充実しているか?
- 信頼性は高いか?
手数料は安いか?
CFD取引を含めた投資全般で押さえておきたいポイントは、手数料の安さです。短期間で売買を繰り返すCFD取引において、取引手数料は特に注意すべき点です。
取引を重ねるごとに得られる利益に大きな差が生じます。取引手数料を無料にしている証券会社もあるため、その中から選びましょう。
ただし、証券会社によっては一部銘柄の取引で手数料がかかる場合があるため、取引したい銘柄の手数料のチェックが必要です。
また、ポジションを翌営業日以降に持ち越した場合、オーバーナイト金利をはじめとした調整額が発生します。利益の減少につながる可能性があるため、取引手数料とあわせて注意が必要です。
取扱銘柄は多いか?
CFD取引の証券会社を選ぶ際、取扱銘柄が豊富かどうかは重要なポイントです。CFD取引では個別株や債券、商品などの様々な資産に投資できます。
扱っている銘柄の種類が少ないと、投資先の選択肢が狭まり、良い銘柄に出会う可能性を下げる結果につながります。
また、種類ごとの取扱銘柄数も確認が必要で、証券会社ごとに異なります。CFD取引で個別株中心に投資する場合、取扱数が少なければ、良質な銘柄を見つけることが難しくなります。
良い銘柄を探すうえで、取扱銘柄の豊富さは考慮しておきたいポイントです。
スプレッドが狭いか?
買値と売値の差のことをスプレッドと言います。このスプレッドが広いと得られる利益が減るため、取引したい銘柄のスプレッドが狭い証券会社を選びましょう。
日経225のスプレッドを例に挙げると、GMOクリック証券は11、DMM.com証券は7、OANDA証券は5と証券会社ごとに差が生じています(2023年11月4日時点)。
また、金のスプレッドも同様に、GMOクリック証券は0.7、DMM.com証券は1.2、OANDA証券は0.5と差があります(2023年11月4日時点)。
スプレッドは得られる利益に大きく影響を及ぼすため、取引予定の銘柄のスプレッドは要チェックです。
取引ツールの使いやすさ
CFD取引をする際、取引ツールの使い勝手の良さは重要です。使いにくいツールを選んだ場合、常にストレスを感じながら取引しなければなりません。。
自分に最適な取引ツールを探す際は、以下の点を確認しましょう。
- シンプルな画面構成
- チャート分析に必要なツールが揃っている
- 注文の種類の豊富さ
- カスタマイズができる
さらに、取引ツールの使用感を確かめるため、デモ口座を利用しましょう。「チャート分析がしやすい」「好みのレイアウトにカスタマイズできる」など取引ツールの概要の確認だけでは分からない箇所も確認できます。
デモ口座はあるか?
CFD取引の初心者にとって、いきなり取引を始めることに不安を感じる人もいるでしょう。自信をつけてから取引を始めたい人はデモ口座があるか確認しましょう。
デモ口座は実際の資金を使わず取引を体験できる機能です。取引の流れを理解したり、ツールの操作に慣れたりできます。
短期間で売買するCFD取引では、取引の流れやツールの操作に慣れていないと、チャンスを逃したり、判断を間違えたりする可能性が高まります。
CFD取引の初心者の証券会社選びにおいて、デモ口座の有無はとくに重視すべきポイントです。
サポートは充実しているか?
サポートの手厚さも証券会社選びで重視すべき点の1つです。CFD取引をする中で問題や疑問が生じたとき、ネットでの情報収集による解決ができないケースもあるでしょう。
サポート体制が充実していれば、自力で解決できないトラブルや疑問点が出てきても、迅速に解消できます。サポートの手厚さを見極める際、問い合わせ方法や受付時間を確認しましょう。
証券会社ごとに、夜遅い電話受付の可不可や24時間365日回答してくれるチャットボットの有無などサポート体制に違いがあります。
信頼性は高いか?
CFDの証券会社を選ぶ際、信頼できるかどうかが重要です。信頼性が高い証券会社の判断基準は金融庁から金融商品取引業の登録を受けているかどうかです。
登録業者は顧客から預かった資金の分別管理、トラブル発生時の対応窓口設置など投資家を保護する態勢の整備が義務付けられています。
一方、無登録業者は投資家を保護する態勢が整備されていない可能性があります。また、無登録業者との取引は出金拒否や連絡がとれないなどのトラブルに巻き込まれることが多くあります。
CFD取引の証券会社を探すときは、金融庁が公表している登録業者リストを参照し、登録を受けている証券会社か確認しましょう。
まとめ|CFD取引におすすめの証券会社
本記事では、CFD取引におすすめの証券会社と比較するポイントを紹介しました。
CFD取引で利益を出すためには、手数料・スプレッドや取扱銘柄数に注目することが必要です。手数料が高い、スプレッドが広い場合、得られる利益の減少につながります。また、取扱銘柄数が少ないと、良い銘柄を探しあてる可能性を低くしてしまいます。
快適な取引ができる環境が整っていることも確認しましょう。サポートの手厚さや取引ツールの使い勝手は、ストレスを感じずに取引するうえで大事なポイントです。
証券会社の信頼性の高さはとくに重視すべきポイントです。金融庁の登録を受けていない業者との取引は自分の資産を失う危険性があります。
これからCFD取引を始める人は、比較するポイントを押さえて、紹介した中から探すことで自分に合った証券会社で取引を始められるでしょう。