保険のプロが入っている保険は何がある？8種類の保険を解説

「保険のプロはどんな保険に加入しているのか気になる」「自分に合った保険選びが難しい」と悩んでいる方は多いのではないでしょうか。

自分に最適な保険を選ぶ上での参考材料として、プロが選んでいる保険やその保険の特徴を知ることは大切です。

今回は、保険のプロが実際に加入している保険について8種類の保険の特徴を解説します。

「保険のプロが信頼する保険を知りたい」「自分に合った保険選びの参考にしたい」という方は、ぜひ参考にしてください。

保険のプロが入っている保険8種類を徹底解説

保険のプロが入ってる保険として、主に以下の8種類が挙げられます。

それぞれの保険について、特徴を見ていきましょう。

保険のプロが入っている保険その1：医療保険

保険のプロが医療保険に加入する際の主な目的は、公的な保障を前提とし、その不足分を補うためです。

日本には「国民皆保険制度」があり、医療費の自己負担は原則3割となります。ただし、それでも医療費が高額になった場合は「高額療養費制度」を利用でき、収入に応じた自己負担額の上限が適用されます。

高額療養費制度について、69歳以下の場合は以下の上限額が決められています。

適用区分	ひと月の上限数（世帯ごと）
年収約1,160万円〜	252,600円+（医療費-842,000）×1%
年収約770～約1,160万円	167,400円+（医療費-558,000）×1%
年収約370～約770万円	80,100円+（医療費-267,000）×1%
～年収約370万円	57,600円
住民税非課税者	35,400円

参照：高額療養費制度を利用される皆さまへ

保険のプロが入っている保険その2：がん保険

保険のプロががん保険を選ぶ際に重視しているのは、通院治療に対する保障です。

近年、がん治療は入院期間が短くなる一方で、通院による長期治療が増えています。これについて、がん保険で通院保障を充実させることで、長期治療に備えやすくなる仕組みです。

また、就業不能保険も併用し、がんで働けなくなった場合の収入減少リスクにも備える保険のプロもいるようです。特に、個人事業主は会社員のような公的保障がないため、自身でリスク管理をする必要性が高いといえます。

保険のプロが入っている保険その3：生命保険（死亡保険）

保険のプロが生命保険を選ぶ際には、目的や状況に応じて保険を使い分ける、もしくは複数の保険商品を組み合わせているケースが多いです。

特に、毎月保険金の受け取りが可能な「収入保障保険」は、遺族が毎月給料のように保険金を受け取れるため、家族の生活を長期的に支えるのに役立ちます。また、子供の教育資金など特定の期間に大きな保障が必要な場合には、掛け捨てで保険料が安い「定期保険」を利用し、万が一に備えることが一般的です。

そのほか、貯蓄性のある「終身保険」は一生涯の保障を提供し、将来の資金として現金化できるメリットがあります。

保険のプロは、このように状況に応じて定期保険と終身保険を使い分け、家族の将来を見据えたリスク管理を行っています。

保険のプロが入っている保険その4：個人年金保険

保険のプロは、個人年金保険を活用することで、計画的に老後の資金形成をおこなっています。

老後に必要とされる資金を自分自身のライフスタイルや収入状況をもとにシミュレーションし、その不足分を補うために個人年金保険を活用するのが一般的です。国民年金や厚生年金に加え、個人年金保険を早期に契約することで、有利な条件で年金額を確保できます。

個人年金保険を活用する際のポイントとして、老後の働き方や公的年金の受給見込みを考慮し、私的年金で不足分をどのように補うかを具体的に計画することが大切です。

保険のプロが入っている保険その5：自動車保険

自身の車を所有している方は、任意の自動車保険に加入すべきといえます。

保険のプロは、自賠責保険だけでは不十分な補償を補うために、任意の自動車保険に加入しています。自賠責保険では対人補償しかカバーされず、運転者自身や車両、建物への損害は対象外です。

また、対人補償も限度額が120万円と制限されているため、万が一の事故に対する十分な補償ができません。そこで任意保険を利用すれば、対人・対物補償に加え、運転者自身の怪我や車の修理費用もカバーできます。

保険のプロは、これらの補償範囲を見極め、自身が他に加入している保険とのバランスも考慮した上で最適な自動車保険を選択しています。

保険のプロが入っている保険その6：社会保険

会社員や公務員として働く場合、社会保険の保障を最大限に活用できます。社会保険の加入者は、基礎年金に上乗せされる厚生年金や、病気やケガで働けなくなった際の傷病手当金、さらに子供のいない配偶者でも受給できる遺族厚生年金などを受け取れます。

これは、国民健康保険や国民年金では得られない手厚い保障です。

個人事業主として働く場合は、国民健康保険と国民年金のみを利用できますが、保障が限られてしまうのがデメリット。保険のプロは、この不足分を補うために生命保険などに加入しています。

保険のプロが入っている保険その7：学資保険

学資保険は、貯蓄商品として貯蓄のプロが活用しています。学資保険を選ぶ際は、返戻率と保険を受けられるタイミングをしっかりと確認した上で加入するのがポイントです。

まず、元本割れを避けるために返戻率の高い商品を選び、効率よく教育資金を準備しましょう。また、子どもの進学タイミングに合わせて受け取れるよう、満期の設定や支払い方法もチェックしておくと安心です。

学資保険の活用例として、中学や高校で多額の教育資金が必要になることを見越して、早めに保険料を払い込むことで家計への負担を減らすといったやり方もあります。

保険のプロが入っている保険その8：火災保険・地震保険

保険のプロが火災保険や地震保険を選ぶ際には、補償内容を細かく確認します。

まず、火災保険は住宅の損害に加え、漏水による損害や賠償、室内の修復費用までが補償内容に含まれているかを確認しましょう。加えて、地震保険は火災保険に付帯され、地震による火災や損害を補償する重要な保険となります。

保険金額は建物や家財の評価額に基づいて設定し、過剰な支払いや不足を避けるため適切に調整します。

保険のプロが入っている保険についてよくある質問

ここでは、ほけんのプロが入っている保険について、よくある質問をまとめました。

最悪な生命保険会社を見分けたいので、入ってはいけない会社ランキングを教えてほしい。

生命保険会社を選ぶ際には、その会社の信頼性や顧客サービスの質を重視して見るのがポイントです。以下の5つの指標を基に、避けるべき保険会社かどうかを判断しましょう。

信用格付け会社の評価が低い保険会社は、財務的な安定性に欠ける場合が多く、選ぶべきではありません。特に、信用格付けがDに近い場合は注意が必要です。「AA-」や「A+」など、高い評価を受けている会社を選ぶと安心です。

次に、多くの苦情が寄せられる保険会社は、内部に何らかの問題が存在する可能性があります。顧客数に対する苦情件数を確認することで、実態を把握しましょう。口コミについては、生命保険協会のデータを参考にしてみてください。

また、オリコンの顧客満足度調査で低評価を受けている会社は、サービスの質が劣る可能性があります。複数の評価項目を確認し、自分に合った基準を設けることが大切です。

そのほか、ソルベンシーマージンも確認しましょう。ソルベンシーマージンとは、保険会社が保険金を支払う能力を示します。200%以上が望ましいとされ、これを下回る会社は支払い能力に不安が残ると判断されます。

最後に、その保険会社の契約者数についても確認するのが大切です。契約者数が極端に少ない会社は信頼性に疑問が生じるため、多くの顧客に支持されていて、安心して利用できる会社を選びましょう。

入っておいたほうがいい保険・最低限入っておくべき保険を知りたい。

入っておくべき保険は、収入や年齢、単身であるか、既婚であるか等、個人の状況によって大きく異なります。

ここでは、単身の場合を例に、年代別で加入を検討すべき保険の種類を紹介します。

自身の状況やライフステージに合わせて、適切な保険を選んでください。

入ってよかった生命保険を教えてほしい。

10,761名によって選ばれたオリコン顧客満足度ランキングでは、生命保険の総合ランキングは以下の順になっています。

1. プルデンシャル生命
2. ソニー生命
3. アフラック
4. ライフネット生命
5. アクサ生命

そのほか、アフターフォローの部門ではソニー生命が、加入手続きの部門ではライフネット生命が、保険料の部門ではFWD生命が1位に選ばれています。

参照：【2024年】おすすめの生命保険　オリコン顧客満足度ランキング｜死亡保険

保険のプロが入っている保険まとめ

今回は、保険のプロが入っている保険について、8種類の保険とその特徴を解説しました。

保険にはさまざまな種類があるため、継続的に保険金を支払う価値のある保険に加入することが欠かせません。プロが保険に入る際は、自身にとって必要な保険を見分け、収入状況やライフステージ、老後の生活等を考慮し、計画的に保険制度を利用しています。

記事の内容を参考にしながら、自身に適した保険制度を選んで突発的な出費や治療費の支払いに備えましょう。