入ってはいけないペット保険とは？保険選びの注意点と併せて解説

「ペット保険に入るべきか迷っている」「入ってはいけないペット保険があれば教えてほしい」と悩んでいる方は多いのではないでしょうか。

愛犬や愛猫を守るための対策の一つに、適切なペット保険を選ぶことが挙げられます。しかし、ペット保険によっては入らないほうが良いものもあるため、安心して利用できる保険の見極めが欠かせません。

今回は、入るべきでないペット保険の特徴や、保険選びの際の注意点を解説します。

無駄な保険や不必要な保障内容にお金を払わずに済むよう、ぜひ記事を最後までご覧ください。

入ってはいけないペット保険の特徴ランキング5選

入ってはいけないペット保険の特徴として、以下の5つが挙げられます。

それぞれについて解説します。

加入に年齢制限があるペット保険

ペット保険の中には、加入や更新に年齢制限が設けられているものがあります。このような保険の場合、ペットが一定の年齢に達すると契約の継続ができなくなり、保障が途切れてしまうリスクがあるため注意が必要です。

特に、高齢のペットは病気やケガのリスクが増えるため、年齢制限があることは不安材料になってしまうでしょう。さらに、年齢制限によって新規加入が難しくなり、他の保険に切り替えられず無保険状態になる可能性もあります。

年齢制限のない終身継続型の保険を選ぶことが、ペットの将来的な安心につながります。

シニア期の保険料が高額なペット保険

多くのペット保険では、ペットの年齢が上がるにつれて保険料も上昇していきます。特にシニア期に入ると、補償が必要な治療費が増える分、保険料も跳ね上がる傾向にあります。

保険によっては、0歳時の保険料と10歳時の保険料を比べると2倍以上の差が生じるケースもあるようです。高齢のペットには病気やケガのリスクが増えるため、保険の必要性は高いですが、高額な保険料が家計を圧迫する可能性も考慮しなければなりません。

長期的に保険料を支払えるかどうか、シニア期以降のことも考えておくことが大切です。

利用回数によって保険料が変動するペット保険

ペット保険の中には、1年間の利用回数によって翌年の保険料が変動するタイプがあります。健康な場合は保険料が安く抑えられる一方、一定の回数を超えると保険料が割増されるのはデメリットといえます。

このため、飼い主の中には「保険料が上がるから、病院に連れて行くのはやめておこう」といった判断をすることがあるかもしれません。しかし、これではペットの健康を損ねるリスクが高まります。

頻繁に病院を利用する可能性がある場合、変動型の保険ではなく、変動なしの保険を選ぶのがおすすめです。

契約更新に条件があるペット保険

一部のペット保険では、契約更新時に条件が追加される場合があります。例えば「加入中に慢性疾患を患った場合、翌年の更新時にその疾患が補償対象外になる」などです。

また、保険金の限度額を使いきったり、ペットの健康に関する告知義務違反があったりする場合、契約の継続を拒否されることもあります。病気を抱えているペットが新しい保険に加入するのは難しいことに加え、条件付きで契約を続けても、実際には十分な補償を受けられない可能性が高いです。

そのため、契約の更新時に条件をつけない保険を選ぶことがポイントです。補償内容に不明点があれば、事前に保険会社に問い合わせて確認してみましょう。

保証対象外となる病気が多いペット保険

ペット保険の中には、膝蓋骨脱臼（パテラ）や椎間板ヘルニア、歯科治療など、ペットがかかりやすい病気を補償対象外にしているものがあります。その場合、ペット保険に加入してもいざという時に保険を活用できないため、加入前に補償内容を確認しましょう。

また、飼っているペットがかかりやすい病気が補償されるかどうか事前に確認することが大切です。

そのほか、加入後に先天性の遺伝疾患が発症した場合の対応についても、保険会社によって異なります。できるだけ多くの病気が補償対象となる保険を選ぶことで、万が一の際の負担を軽減できるでしょう。

ペット保険はどこがいい？選ぶ際の注意点3つ

入ってはいけないペット保険を避けるために、保険を選ぶ際の注意点として以下の3点を意識しましょう。

それぞれ解説します。

知名度やブランドだけで選ばないこと

ペット保険を選ぶ際、知名度やブランドだけで決めるのは避けたほうが良いでしょう。大手企業だからといって、必ずしもすべてのペットに適した保険内容を提供しているわけではありません。

各保険会社には独自の特徴や補償条件があり、契約内容によってメリットやデメリットが異なります。保険料や補償内容をしっかり確認し、自分のペットに合った保険を選ぶことが大切です。比較サイトなどを利用して、慎重に検討することをおすすめします。

口コミをしっかりと確認すること

ペット保険を選ぶ上で、口コミをしっかり確認することも重要です。良い評判だけでなく、悪い口コミにも目を通すことで、保険の実際の利用状況やトラブルの傾向を把握できます。

また、同じ種類や年齢のペットを飼っている人の体験談を調べると、より具体的な情報を得られるかもしれません。

実際に利用している人の口コミを確認することで、冷静な判断のもと、自分のペットに最適な保険を選びやすいでしょう。

重要事項説明書や約款を必ず読むこと

ペット保険を選ぶ際の最後のポイントとして、重要事項説明書や約款をしっかり確認することも欠かせません。

これらの書類には、契約の詳細や保険金の支払い条件などが記載されています。内容が複雑で理解しにくいと感じるかもしれませんが、トラブルを防ぐために必ず目を通してください。

内容について疑問点があれば、保険会社に問い合わせて疑問を解消しましょう。保険内容に十分に納得した上で加入し、後悔のない選択をすることが大切です。

入ってはいけないペット保険に関してよくある質問

ここでは、入ってはいけないペット保険についてよくある質問をまとめました。

アニコムは入ってはいけないペット保険に含まれる？

アニコム損保のペット保険は、他社よりも高齢ペットに対する保険料が抑えられており、なおかつ終身補償があります。そのため、どのペット保険に入るべきか迷っている方におすすめできる保険の一つです。

また、アニコム損保では8歳以上の高齢ペットも入れるペット保険「どうぶつ健保しにあ」を提供しており、シニアのペットでも安心して利用できます。「どうぶつ健保しにあ」は加入年齢の上限を設けておらず、高額な支払いが必要になりやすい手術や入院にかかる費用をカバーできます。

≫アニコム損保はこちら

ペット保険をやめた人はどんな理由で解約している？

ペット保険を解約する理由はさまざまですが、主な理由として以下の4つが挙げられます。

まず、ペットが亡くなった場合については、保険に加入している必要がなくなるため解約することになるでしょう。

また、保険金の請求手続きが複雑で手間がかかると感じる場合も、解約を検討する方が多いようです。窓口清算ではなく後日精算の場合、書類提出が必要であったり、保険金の受け取りにタイムラグが発生したりするため、面倒に感じてしまうかもしれません。

さらに、保険に加入していてもほとんど使わなかった場合、保険料を無駄に払っていると感じて解約する方もいるでしょう。補償対象外の治療項目が多く、解約するケースもあるようです。

獣医がペット保険を勧めるのはどんな人？

獣医がペット保険を勧めるのは、以下の方が挙げられます。

保険に加入することで予期しない支出に備えられるため、ペットの健康管理において安心材料となるでしょう。

ペット保険の失敗談があれば教えてほしい。

ペット保険に関する後悔の多くは、以下の3つのパターンに分かれます。

まず、知名度や広告だけを見て選んでしまったケースがあります。自分のペットに適しているかを確認しなかったために、必要な時に保険を使えなかったり、更新時に問題が生じたりすることがあるかもしれません。加入してから後悔することがないよう、重要事項説明書や約款をよく確認し、信頼性のある保険を選ぶことが大切です。

次に、補償内容をしっかりと理解していなかったことも、ペット保険で後悔する原因の一つです。ペット保険では補償範囲が決められており、予防的な診察や特定の治療が対象外となるケースが多くあります。避妊手術や健康診断などが補償されないことを理解していないと、予期せぬ出費が家計を圧迫してしまうかもしれません。

最後に、シニア期に入ってから「保険に加入しておけばよかった」と後悔するケースです。ペットが高齢になると、予期しない病気や治療が必要になることが多くなります。若い時には保険の必要性を感じないことが多いかもしれませんが、シニア期に差し掛かってから「もっと早く保険に入っておけばよかった」と後悔する飼い主は少なくありません。

これらの失敗を避けるためにも、保険選びや補償内容の確認を怠らず、適切な保険を検討することが大切です。

ペット保険はいらないって本当？

ペット保険の必要性については、飼い主の状況によって異なります。

ペット保険が必要とされるのは、急な出費に対する経済的な不安がある場合や、ペットの健康問題に迅速に対応したい場合です。ペットに病気やケガが発生した場合、治療費が高額になることが予想されます。経済的な負担を軽減できるペット保険に加入することで、金銭面での心配を減らし、ペットに最善の治療を受けさせられるでしょう。

一方で、経済的に余裕があり、高額な医療費が発生しても問題ないと感じる場合、ペット保険の必要性は低いといえます。十分な貯蓄があり、治療費を即時に支払える状況であれば、保険加入の優先度は下がります。

入ってはいけないペット保険の特徴まとめ

今回は、入ってはいけないペット保険の特徴や、ペット保険選びの注意点を解説しました。ペット保険への加入を検討する際は、自身のペットにとって必要な補償内容を把握し、いざという時に活用できる制度を選ぶことが欠かせません。

記事で紹介したペット保険を選ぶ際の注意点を参考にしながら、安心して愛するペットの健康管理をできるよう、加入すべき保険を検討しましょう。