「JCBゴールドカードにはメリットがないのでは?」「他のカードと比べて、本当に使う価値があるの?」と悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
自分に合ったクレジットカードを見つけるには、カードの特典や自分のライフスタイルに適したカードを選ぶことが欠かせません。
今回は、JCBゴールドカードのメリットやデメリット、JCBカードWとの比較などについて解説します。
「JCBゴールドカードの特徴が気になる」「自分に合ったクレジットカードを見つけたい」という方は、ぜひ参考にしてください。
JCBゴールドカードはメリットない?6つのメリットを解説
JCBゴールドカードにはさまざまな特典があり、上手に活用すればお得に利用できるカードといえます。ここでは、いくつかのメリットをピックアップして紹介します。
- 旅行保険の内容が充実している
- 国内外で1,000カ所以上の空港ラウンジを利用できる
- 海外ツアーで手荷物の無料宅配サービスを利用できる
- スマートフォンディスプレイ破損の保証が充実している
- 対象のホテルで限定宿泊プランや割引を利用できる
- レジャー・エンタメ系の優待でサービスを楽しめる
上記6つのメリットについて、それぞれ見ていきましょう。
旅行保険の内容が充実している
JCBゴールドカードのメリットのひとつは、旅行保険の充実度です。
海外旅行保険では、最高1億円の補償が付帯しているため、旅先で予期せぬトラブルが起きた場合でも安心です。また、国内旅行保険も付いており、公共交通機関や宿泊施設での事故に対応してもらえます。
年会費が同程度の他社のゴールドカードと比べても、JCBゴールドカードの補償内容は特に手厚いことが特長です。
旅行保険の適用条件は、公式サイトで以下のように記載されています。
旅行先 | 保険適用条件 |
海外 | 以下のいずれかを満たした場合、満たした時点以降の旅行期間が補償対象 ・日本出国前に航空機、電車、船舶、タクシー、バスといった乗客として搭乗する公共交通乗用具の利用代金を当該カードで支払った場合 ・日本出国前に宿泊を伴う募集型企画旅行の旅行代金を当該カードで支払った場合・日本出国後に乗客として搭乗する公共交通乗用具の利用代金をはじめて当該カードで支払った場合 |
国内 | 以下のいずれかを事前にカードで支払った場合、満たした時点以降の旅行期間が補償対象 ・乗客として搭乗する公共交通乗用具搭乗中の傷害事故 ・宿泊施設に宿泊中の火災・破裂・爆発による傷害事故 ・宿泊を伴う募集型企画旅行参加中の傷害事故 |
引用:https://www.jcb.co.jp/release/incidental-insurance_2210.html
国内外で1,000カ所以上の空港ラウンジを利用できる
JCBゴールドカードのメリットとして、国内外で1,000カ所以上の空港ラウンジが利用できる点も挙げられます。
羽田空港、関西国際空港、福岡空港などの主要な国内空港に加え、世界中の空港でラウンジを利用可能です。そのため、旅行や出張の際にゆったりとした時間を過ごせるでしょう。
また、JCBが提携するラウンジに加え、35ドルを支払ってラウンジ・キーを利用すれば、さらに多くのラウンジを追加料金で利用できます。海外旅行や出張などの移動をより快適にしたい方にとって便利な特典といえます。
海外ツアーで手荷物の無料宅配サービスを利用できる
JCBゴールドカードの会員は、海外旅行の際に手荷物の無料宅配サービスを利用できます。
この特典は、対象の海外ツアーをJCBトラベルデスクで申し込み、旅行代金をJCBゴールドカードで支払うことで利用可能です。
出発時には自宅から空港まで、帰国時には空港から自宅まで、手荷物を無料で配送してもらえます。これにより重い荷物を持ち運ぶ手間がなくなり、旅行の移動をより快適に過ごせるでしょう。
手荷物の無料宅配サービスを利用できる空港は、成田、羽田、中部、関西の4つです。
スマートフォンディスプレイ破損の保証が充実している
JCBゴールドカードには、スマートフォンのディスプレイ破損を最大5万円まで補償する保険が付帯されています。ディスプレイ破損に関する自己負担額は1万円と設定されており、万が一の事故にも安心です。
なお、JCB一般カードの補償額は3万円までとなっており、ゴールドカードの補償内容が手厚いことがわかります。
JCBゴールドカードのディスプレイ破損における補償は、購入後24ヵ月以内のスマートフォンが対象で、なおかつ通信料をJCBゴールドカードで3ヵ月以上連続して支払っている場合に適用されます。
対象のホテルで限定宿泊プランや割引を利用できる
JCBゴールドカードのメリットの一つとして、対象のホテルで会員限定の宿泊プランや割引を利用できます。
以下の有名ホテルが対象となっており、旅行やビジネスでの宿泊時に特別な優待を受けられます。
- マリーナベイ・サンズ特典:「サンズ・ライフスタイル プログラム(シンガポール)」会員カード(エリートまたはプレステージ)を受け取り、対象の特典を受けられる※2025年6月30日まで
- ワシントンホテルチェーン:インターネット予約限定割引
- 東京ディズニーリゾート:会員限定オリジナル宿泊プラン
さらに、宿泊予約時にはポイントアップの特典もあり、よりお得に旅行を楽しめます。
レジャー・エンタメ系の優待でサービスを楽しめる
JCBゴールドカードの特典として、レジャーやエンタメをお得に楽しめる優待サービスが充実しています。
例えば「JCB GOLD Service Club Off」を利用すると、国内外20万ヵ所以上のレジャー施設で最大90%の割引が受けられます。また、コンサートやイベントの優待もあるため、趣味や娯楽をリーズナブルに楽しめる機会が増えるでしょう。
家族旅行や特別な外食の際、ビジネスシーンなど、さまざまな場面で役立つ優待が提供されています。
JCBゴールドカードはメリットない?3つのデメリットを解説
反対に、JCBゴールドカードのデメリットとして以下の3つが挙げられます。
- 基本のポイント還元率が低い
- 年会費が高額である
- 海外加盟店が少ない
それぞれについて解説します。
基本のポイント還元率が低い
JCBゴールドカードの基本ポイント還元率は0.5%と、他社のゴールドカードに比べて低めです。
他社には1%以上の還元率を提供するクレジットカードも存在するため、還元率を重視する方にとっては、JCBゴールドカードの還元率は物足りなく感じるかもしれません。
ただし、JCBゴールドカードは特定のコンビニやスーパーなどでポイント還元率が3倍になる優待があるため、うまく活用すれば低い還元率を補えるでしょう。
年会費が高額である
JCBゴールドカードの年会費は11,000円(税込)と、一般的なクレジットカードに比べると高めに設定されています。このため、年会費に見合うサービスや特典をしっかり活用できるかどうかが重要なポイントです。
ただし、オンラインで入会すれば初年度の年会費が無料になるため、試しに使ってみたいという方はオンラインからの入会がおすすめです。
年会費と特典の活用度合いを考慮し、自分に合ったカードかどうかを判断しましょう。
海外加盟店が少ない
JCBゴールドカードは国際ブランドがJCBのみのため、海外での加盟店数が少ないことがデメリットとして挙げられます。
JCBを含む各国際ブランドの加盟店舗数は、以下の通りです。
- JCB:4,600万店舗
- MasterCard:1億3,000万店舗
- Visa:1億3,000万店舗
- AmericanExpress:1億1,900万店舗
JCBの加盟店数は約4,600万店舗で、他の国際ブランドに比べると大きな差があります。
旅行や出張で海外に行く場合、JCBカードが利用できない地域が多いためVisaやMastercardのカードを併せ持つのがおすすめです。
JCBゴールドカードは「特典を使いこなすこと」がポイント
JCBゴールドカードの真の価値を引き出すには、特典を使いこなすことがポイントです。
このカードは年会費が高い分、それに見合う豊富な特典を提供しています。特典の一部として、以下のようなものがあります。
- JCBスマートフォン保険(50,000円/年まで補償)※利用付帯
- 旅行傷害保険(海外最高1億円・国内最高5,000万円)※利用付帯
- 航空機遅延保険(国内・海外)※利用付帯
- ラウンジ・キーをUS32ドルで利用可能
- 優待店でポイント増額(2~20倍)
- ゴールド会員専用デスク
- 日帰りレジャー・レンタカー割引
- スポーツクラブ・映画館割引
- ドクターダイレクト24
- 秘密のショッピングモール(SECRET MALL)
- ゴルフ場でのプレー予約代行
- 翌年以降、ポイント最大2倍になるチャンス
このほかにもさまざまな特典があるため、特典の内容を十分に理解し、積極的に活用することでJCBゴールドカードのメリットを最大限に生かせるでしょう。
JCBゴールドカードとJCBカードWはどちらを選ぶべき?
これを見ている方の中には「JCBゴールドカードとJCBカードWのどちらを選べばいいの?」「今使っているのはJCBカードWだけど、ゴールドカードに切り替えるメリットはある?」と迷っている方もいるのではないでしょうか。
ここでは、JCBゴールドカードとJCBカードWの基本情報の比較やカードを切り替えるメリットについて解説します。
JCBゴールドカードとJCBカードWの基本情報を比較
JCBゴールドカードとJCBカードWは、いずれもJCBが提供するクレジットカードですが、基本のスペックや特典が異なります。
2つのカードの基本情報を以下の表にまとめましたのでご覧ください。
カードの種類 | JCBゴールド | JCBカードW |
年会費 | 11,000円(税込) | 永年無料 |
家族会員の年会費 | 1人目は無料、2人目以降は1,100円(税込) | 永年無料 |
ネット申込による特典 | 初年度年会費無料 | なし |
旅行傷害保険 | 海外:最高1億円 国内:最高5,000万円 ※利用付帯 | 海外:最高2,000万円 ※利用付帯 |
航空機遅延保険 | 2〜4万円 | なし |
国内空港ラウンジ | 無料で利用可能 | 使えない |
海外空港ラウンジ | 有料で利用可能 | 使えない |
また、JCBゴールドカードとJCBカードWはポイント還元率の点でも異なります。ポイント還元率については、以下の表をご覧ください。
カードの種類 | JCBゴールドカード | JCBカードW |
基本のポイント還元 | 通常通り | いつでもポイント2倍 |
翌年ポイントアップ | 最大2倍(JCBスターメンバーズ) | なし |
ポイントアップ祭 | ポイント30倍 | ポイント30倍 |
スターバックス | オンライン入金:ポイント20倍 eGift購入:ポイント20倍 | オンライン入金:ポイント11倍 eGift購入:ポイント21倍 |
Amazon | ポイント3倍 | ポイント4倍 |
セブンイレブン | ポイント3倍 | ポイント4倍 |
39歳以下ならカードを切り替え可能
JCBゴールドカードとJCBカードWのどちらを選ぶべきか迷っている方が多いかもしれませんが、39歳以下であればカードを相互に切り替えられます。つまり、JCBカードWからJCBゴールドへのアップグレード、JCBゴールドからJCBカードWへのダウングレードが可能です。
自分が使いたいカードを柔軟に切り替えられるため、ライフスタイルやニーズに合ったカードを選びやすいでしょう。
一度契約した後でも状況に応じてカードを変更できるため、今の段階で自分に合ったカードを選ぶのがおすすめです。
JCBカードWをJCBゴールドカードに切り替えるメリット
JCBカードWからJCBゴールドカードに切り替える主なメリットとして、以下の4つが挙げられます。
- 付帯保険の内容がレベルアップする
- 空港ラウンジを無料で利用可能(対象のラウンジのみ)
- JCBゴールド・ザ・プレミアの招待を狙える
- JCB STAR MEMBERSの会員になれる
それぞれについて解説します。
付帯保険の内容がレベルアップする
JCBゴールドカードに切り替えることで、付帯保険の内容が大幅に強化されます。
特に海外旅行傷害保険では、JCBカードWの最高2,000万円から、JCBゴールドの最高1億円にアップグレードされる点が魅力です。
治療費用や賠償責任の限度額も引き上げられるため、より手厚い保障が受けられます。
空港ラウンジを無料で利用可能(対象のラウンジのみ)
JCBゴールドカードにアップグレードすると、国内の主要34空港とハワイのダニエル・K・イノウエ国際空港にある空港ラウンジを無料で利用できます。これにより、出張や旅行で快適な時間を過ごせるでしょう。
ただし、全てのラウンジが対象ではないため、事前に利用可能なラウンジを確認するようにしてください。
JCBゴールド・ザ・プレミアの招待を狙える
JCBゴールドカードにアップグレードすることで、さらに上のステータスである「JCBゴールド・ザ・プレミア」へ招待されるチャンスがあります。
「JCBゴールド・ザ・プレミア」は、年間100万円以上の利用で招待されます。JCBカードWでは狙えない特典であるため、インビテーションを狙う方はJCBゴールドカードがおすすめです。
JCB STAR MEMBERSの会員になれる
JCBゴールドカードに切り替えると、JCB STAR MEMBERSの会員特典が利用可能になります。会員になると、カード利用額に応じてポイント還元が増加し、最大で2倍のOki Dokiポイントを獲得可能です。
また、各種キャンペーンの応募口数も増えるため、抽選確率が高まります。
高額利用者であるほど特典が充実するため、カードを利用する機会がある方におすすめです。
JCBゴールドカードについてよくある質問
ここでは、JCBゴールドカードについてよくある質問をまとめました。
JCBゴールドカードはディズニーのカードも作れる?
ディズニーデザインのJCBゴールドカードを作ることは可能です。
年会費は14,300円(税込)となっており、以下のデザインのカードから選べます。
出典:https://www.jcb.co.jp/promotion/ordercard/disneycard_jcb/
JCBゴールドカードのポイント還元率はどのくらい?
JCBゴールドカードの通常のポイント還元率は0.5%です。
なお、対象の店舗で利用するとポイント還元率がアップするため、利用機会の多い方はお得にポイントを貯められるでしょう。対象店舗の例として、以下があります。
- スターバックス:オンライン入金の場合ポイント20倍、eGift購入の場合ポイント20倍
- Amazon:ポイント3倍
- セブンイレブン:ポイント3倍
JCBゴールドカードにはメリットないの?まとめ
今回は「JCBゴールドカードにはメリットないの?」といった疑問について、実際のメリットとデメリット、JCBゴールドカードを活用するポイント、JCBカードWとの違いについて解説しました。
JCBゴールドカードは年会費が高額である分、さまざまな会員特典が充実しています。特典の内容を理解し、自身のライフスタイルに合っているかを確認した上で選ぶのがおすすめです。
記事の内容を参考に、お得に使い続けられるクレジットカードを利用してみてください。