ナンバーレスカードは、カード表面に番号や有効期限、セキュリティコードが印字されていないクレジットカードです。おしゃれで可愛い・かっこいいデザインが多いですが、「ナンバーレスカードはめんどくさい」という口コミを耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか。
本記事では、ナンバーレスカードの基本知識からメリット・デメリットについて解説します。
おすすめのナンバーレスカードも紹介するので最後まで読み進めてください。
ナンバーレスカードとは?
ナンバーレスカードは、カード表面に番号や有効期限、セキュリティコードが印字されていないクレジットカードです。カード番号や有効期限、セキュリティコードはアプリで管理されるため、万が一カードを紛失した場合でも、他人に不正利用されるリスクが低くなっています。
また、カード番号が表面に印字されていないのでカード自体もおしゃれです。
ナンバーレスカードのメリット
ナンバーレスカードのメリットは以下の通りです。
- 即時発行ができる
- カード番号が見られないのでセキュリティ対策万全
- デザインがスタイリッシュでカッコいい
それぞれについて解説します。
メリット①即時発行ができる
ナンバーレスカードは、即時発行が可能です。従来のクレジットカードでは、申し込みから実際にカードが手元に届くまでに1週間から2週間ほどかかることがありましたが、ナンバーレスカードならすぐにカードを使い始めることができます。
ナンバーレスカードが即時発行できるのは、カードの情報がデジタル化されており、物理的なカードを作成する必要がないからです。専用のアプリやオンラインサービスで申し込みを完了すれば、すぐにカード番号が生成され、利用可能な状態になります。
急ぎでクレジットカードが必要な場合や、すぐにカードを使ってお買い物をしたい場合には、ナンバーレスカードの即時発行機能が大変便利です。また、プラスチックカードの製造や配送に関わる時間とコストも削減できるため、環境にも優しいと言えるでしょう。
メリット②カード番号が見られないのでセキュリティ対策万全
ナンバーレスカードは、カード表面にカード番号や有効期限、セキュリティコードが印字されていないため、他人にカード情報を盗み見られるリスクを大幅に減らすことができます。
また、ナンバーレスカードではカード情報がデジタル化されて管理されているため、物理的なカードを失くしてもカード情報が漏洩する心配がありません。
ナンバーレスカードの中には、生体認証機能を搭載しているものもあります。指紋や顔認証などを利用して本人確認を行うことで、不正利用のリスクをさらに減らすことができます。
デザインがスタイリッシュでカッコいい
ナンバーレスカードは、カード表面にカード番号などの情報が印字されていないため、カードデザインの自由度が高いという特徴があります。
また、カードの素材にもこだわりが見られます。プラスチック製のものだけでなく、メタルカードやウッド調のカードなど、高級感のある素材を使用したナンバーレスカードもあります。
財布の中に入れておくだけでも、持ち主のセンスの良さをアピールできるナンバーレスカード。お気に入りのデザインのカードを選んで、おしゃれにカード決済を楽しむのもいいかもしれません。
めんどくさい?ナンバーレスカードのデメリット
ナンバーレスカードのデメリットは以下の通りです。
- カード情報の確認時間がかかってめんどくさい
- アプリとの連携が必要でめんどくさい
- ナンバーレスカードに対応していないカードもある
- スマホのセキュリティ対策が必要でめんどくさい
- 海外で使えない場合もある
デメリット①カード情報の確認時間がかかってめんどくさい
ナンバーレスカードは、カード表面にカード番号や有効期限などの情報が印字されていないため、カード情報を確認するためにはアプリやオンラインサービスにログインする必要があります。そのため、すぐにカード情報を確認したい場合には少し面倒に感じるかもしれません。
また、インターネット環境がない場所でカード情報を確認する必要がある場合には、アプリにログインできないため、カード情報の確認ができなくなってしまうこともあります。
デメリット②アプリとの連携が必要でめんどくさい
ナンバーレスカードを利用するためには、専用のアプリと連携する必要があります。
アプリのダウンロードやアカウントの作成、ログインなどの手順を踏まなければならないため、スマートフォンやパソコンに不慣れな方にとっては、少し面倒に感じるかもしれません。
デメリット③ナンバーレスカードに対応していないカードもある
ナンバーレスカードは比較的新しい技術であるため、すべてのクレジットカードがナンバーレスに対応しているわけではありません。
そのため、自分が利用したいクレジットカードがナンバーレスに対応していない場合には、ナンバーレスカードのメリットを享受することができません。
ナンバーレスカードはまだ普及途上の技術であるため、対応していないカードがあるのは仕方のないことですが、利用者にとってはデメリットの一つと言えるでしょう。
デメリット④スマホのセキュリティ対策が必要でめんどくさい
ナンバーレスカードは、スマートフォンのアプリと連携が必要です。そのため、スマホ自体のセキュリティ対策が非常に重要になります。アプリやオンラインサービスにカード情報を保存しているため、スマホが盗難や不正アクセスの被害に遭った場合、カード情報が漏洩するリスクがあります。
そのため、ナンバーレスカードを利用する際には、スマートフォンにセキュリティ対策を施す必要があります。
ナンバーレスカードを安全に利用するためには、スマートフォンのセキュリティ対策が欠かせませんが、それが面倒に感じてしまうのは、ナンバーレスカードのデメリットの一つと言えます。
デメリット⑤海外で使えない場合もある
ナンバーレスカードは、日本国内では問題なく利用できますが、海外では使えないことがあります。
三井住友カード(NL)であれば海外でも問題なく利用できるため、海外に行く予定のある人は三井住友カード(NL)を作成しましょう。
おすすめのナンバーレスカード
おすすめのナンバーレスカードを紹介します。
楽天カード
おすすめポイント
- 多くの楽天サービスや街のお店などポイントの汎用性が高い
- 通常楽天ポイントは楽天モバイルや楽天カード利用代金に充当できる
- 基本還元率も1%と高い
楽天関連のサービスをメインに使っている人にとって、楽天カードは最高の1枚となり得るでしょう。
普段の生活の中で自然と楽天ポイントが貯まる上に、楽天モバイルや楽天カードの利用料金などにも充当できます。
街のお店でも利用できるため、汎用性の高さは申し分ありません。
楽天サービスを使えば楽天市場のポイント倍率がアップするため、使えば使うほど好循環が得られるシステムです。
年会費 | 永年無料 |
還元率 | 1.0%~3.0% |
ポイント名と価値 | 楽天ポイント/1ポイント1円 |
スマホ決済 | Apple PayGoogle Pay楽天ペイ |
電子マネー | 楽天Edy |
タッチ決済 | あり |
発行までの期間 | 通常1週間 |
国際ブランド | VISAMastercardJCBAMEX |
海外旅行保険 | あり |
国内旅行保険 | なし |
PayPayカード
おすすめポイント
- PayPayポイントが貯まる
- PayPayにチャージしなくてもPayPayが使える
- 新規入会&3回利用で最大5,000円相当のPayPayポイントがもらえる
PayPayカードはPayPayポイントが貯まるクレジットカードです。
事前にPayPay残高へチャージすることなく利用できるので、普段からPayPayを利用している人におすすめです。
年会費 | 無料 |
国際ブランド | MasterCard/VISA/JCB |
基本還元率 | 1.0% |
たまるポイント | PayPayポイント |
追加カード | ー |
付帯保険 | ー |
締め日・引き落とし日 | 月末締め・翌月27日払い(27日が土・日・祝日の場合は翌営業日) |
特典 | 新規入会&3回利用で最大5,000円相当のPayPayポイント |
三井住友カード(NL)
おすすめポイント
- 対象のコンビニや飲食店でスマホタッチ決済をすると最大7%還元
- 家族ポイントの登録で一人当たり1%最大5%還元
- 学生ならポイント還元率最大10%
三井住友カード(NL)は対象のコンビニや飲食店にてスマホのVisaのタッチ決済・Mastercard®コンタクトレスで支払うとポイント還元率が7%になります。
対象店舗には、セブンイレブンやローソン、マクドナルド、ドトールなども含まれており、対象添付をよく利用する人にとっては、欠かせないカードとなるのではないでしょうか。
家族ポイントの登録で5%上乗せ、学生へのポイント還元優遇など裾野の広いサービス展開も見逃せないポイントです。
年会費 | 永年無料 |
還元率 | 0.5%~7.0% |
ポイント名と価値 | Vポイント/1ポイント1円 |
スマホ決済 | Apple PayGoogle Pay楽天ペイ |
電子マネー | iDWAON |
タッチ決済 | あり |
発行までの期間 | 即日発行 |
国際ブランド | VISA/Mastercard |
海外旅行保険 | あり |
国内旅行保険 | なし |
ナンバーレスカードに関するよくある質問
ナンバーレスカードは海外で使えないって本当?
決済インフラが十分に整っていない場所では、利用できないケースがあります。
しかし、国際ブランドと提携しているナンバーレスカードであれば海外でも問題なく利用可能です。
ナンバーレスカードを落としたらどうしたらいい?
ナンバーレスカードを落としたら、すぐにカード発行会社に連絡して、カードの利用停止を依頼しましょう。
ナンバーレスカードはカード番号が表面に印字されていないため不正利用される可能性は低いですが、安全のために利用停止の手続きを取ることが大切です。
ナンバーレスカードでネットショッピングはできる?
ナンバーレスカードでは、ネットショッピングもできます。
クレジットカードはナンバーレスカードと番号ありカードどっちがいい?
ナンバーレスカードは、セキュリティ面で優れており、カード情報の流出リスクが低いため、オンラインショッピングをよく利用する方におすすめです。また、見た目もおしゃれでかっこいいものが多いため、デザイン重視でクレジットカードを選びたい人にもおすすめできます。
一方、番号ありカードは、利便性を重視する方におすすめです。
ナンバーレスカードはめんどくさい?メリット・デメリットまとめ
本記事では、ナンバーレスカードの基本知識からメリット・デメリットについて解説しました。
ナンバーレスカードのメリットは以下の通りです。
- 即時発行ができる
- カード番号が見られないのでセキュリティ対策万全
- デザインがスタイリッシュでカッコいい
メリット・デメリットをもとに、ナンバーレスカードを発行するか判断してみてくださいね。