資産運用を始めたい、他の投資先を検討している、といった方の中には「分散投資が気になる」「日経高配当株50ETFってどうなの?」「日経高配当株50ETFの評判か書かれたブログを読みたい」と思っている方も多いのではないでしょうか。
今回は、日経高配当50ETFの評判やメリット・デメリット、売買方法を紹介します。利回りや手数料についても解説しますので、日経高配当50ETFの購入を検討している方、分散投資でリスクを抑えた資産運用をしたい方は、ぜひ参考にしてください。
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日経高配当株50ETFの良い評判
日経高配当株50ETFの良い評判や口コミには、以下のような声が挙がっていました。
- 配当利回りが高い
- 老後資産として期待できる
- メンテナンスが不要
それぞれの評判について解説しますので、サービスの質を判断する際の参考にしてください。
日経高配当株50ETFの良い評判①配当利回りが高い
日経高配当株50ETFは、配当利回りが高いというユーザーの声がありました。
増配や銘柄の入れ替えも定期的に行われるため、相場変動に対する適切な対応が期待できます。長期的に保有していても、安定した運用が見込まれるでしょう。
日本株で投資先を選べない場合は、日経高配当株50ETFの購入を検討してみるのも選択肢の一つです。
日経高配当株50ETFの良い評判②老後資産として期待できる
利用ユーザーの中には、老後資産の一つに日経高配当株50ETFを検討している方もいるようでした。
高配当ETFは配当利回りが高く、価格が安定していることが特徴であるため、リスクを抑えた投資方法といえます。
日経高配当株50ETFの良い評判③メンテナンスが不要
日経高配当株50ETFは、ポートフォリオのメンテナンスが不要で分散投資が行えるため、長期的に投資を継続する際の負担を軽減できます。
ただし、証券会社によっては取引手数料が発生するため、手数料無料で利用できる証券会社を選ぶのがおすすめです。
日経高配当株50ETFの悪い評判
日経高配当株50ETFは、景気に対して敏感に株価が変動する業種が多いため、安定した運用を実現できないのではないか、といった声もあるようです。
日経高配当株50ETFの構成銘柄を見てみると、以下の通りです。
※2023年2月28日時点
順位 | 銘柄 | 業種 |
1 | 三井住友フィナンシャルグループ | 銀行業 |
2 | みずほフィナンシャルグループ | 銀行業 |
3 | 日本製鉄 | 鉄鋼 |
4 | 日本郵政 | サービス業 |
5 | 日本たばこ産業 | 食料品 |
6 | 三菱UFJフィナンシャル・グループ | 銀行業 |
7 | 武田薬品工業 | 医薬品 |
8 | JFEホールディングス | 鉄鋼 |
9 | ソフトバンク | 情報・通信業 |
10 | 商船三井 | 海運業 |
総合商社や銀行業、証券、建設業、電気機器、石油業などは景気の変動による影響を受けやすいと言われており、日経高配当株50ETFの上位銘柄のうち、約半数の銘柄が該当します。
反対に、景気に左右されにくい業種は食品や通信業、鉄道、電気ガス、医薬品などです。
このように、構成銘柄を見ると変動リスクの大きい銘柄が組み込まれていますが、実際の運用成績は2023年11月27日時点で3.6%の分配利回りを実現しています。投資信託の平均利回りは3〜10%ほどであるため、平均的な数値であることが分かります。
過去には4%を超える利回りだったこともあり、景気に応じた高い分配利回りが期待できるかもしれません。
日経高配当株50ETFの利回りや手数料は?
上述で少し触れましたが、日経高配当株50ETFの分配金利回りは、2023年11月27日現在3.61%となっています。
また、日経高配当株50ETFでは、購入・売却時と保有時のそれぞれにおいて、以下の手数料が発生します。
- 購入・売却時:売買手数料
- 保有時:運用管理費用(信託報酬)・商標利用料・上場費用
保有時に発生する費用は、所有する資産の中から自動的に引かれる仕組みです。
それぞれの費用の概要と手数料の割合について、以下にまとめました。
費用 | 内容 |
売買手数料 | 購入・売却時に発生し、証券会社によって金額が異なる |
運用管理費用(信託報酬) | 財産の管理費用として年0.308%(税込)が引かれる |
商標利用料 | 対象の株価指数に対し年0.055%(税込)が引かれる |
上場費用 | 年間上場料として最大年0.00825%(税込)が引かれる |
特に、保有時に発生する費用によってリターンが少なくなる可能性があるため、投資を検討する際は手数料も注意して見ておきましょう。
日経高配当株50ETFのメリット
日経高配当株50ETFのメリットには、次の5点が挙げられます。
- 安定した利回りを実現している
- 大手企業に分散投資が行える
- 分配金を年4回受け取れる
- 毎年1回リバランスが行われる
- 数万円から投資を始められる
それぞれの要素について確認しましょう。
日経高配当株50ETFのメリット①安定した利回りを実現している
日経高配当株50ETFの配当利回りは、3.61%と国内ETFの中でも比較的高い利回りを実現しています。
国内の高配当ETFと利回りを比較すると、以下の通りです。(2023年11月27日時点でのデータ)
順位 | 銘柄名 | 配当利回り |
1 | グローバルX MSCIスーパーディビィデンド-日本株式 ETF | 4.15% |
2 | NEXT FUNDS 日経平均高配当株50指数連動型上場投信 | 3.61% |
3 | MAXIS日本株高配当70マーケットニュートラル上場投信 | 3.34% |
4 | NEXT FUNDS 野村日本株高配当70連動型上場投信 | 3.33% |
5 | 上場インデックスファンド日本高配当(東証配当フォーカス100) | 3.08% |
日経高配当株50ETFのメリット②大手企業に分散投資が行える
日経高配当株50ETFは、予想配当利回りの高い日経平均株価構成銘柄のうち、原則50銘柄を選定しています。
これにより安定感のある大手優良企業への分散投資が可能です。
日経高配当株50ETFのメリット③分配金を年4回受け取れる
日経高配当株50ETFの分配は毎年1月、4月、7月、10月の各7日に行われます。個別株と比較すると、年1~2回の支払いではなく年4回の分配金受け取りが可能なため、投資家にとっては収益をより頻繁に享受できるメリットがあります。
また、米国高配当ETFは分配金の配当を3月、6月、9月、12月に受け取れるため、併用して受け取り時期を分散することも可能です。
日経高配当株50ETFのメリット④毎年1回リバランスが行われる
毎年6月末に行われる「定期見直し」により、投資家は自動的に構成銘柄のリバランスを享受できます。
無配や減配が発表された銘柄は除外されるため、自分でポートフォリオを考える必要なく、安定した投資が行えるでしょう。
日経高配当株50ETFのメリット⑤数万円から投資を始められる
日経高配当株50ETFの投資単位は「1口」単位であり、取引単価は日々変動するものの、約4~5万円で50社に分散投資できます。
これは少額から始める投資家にとって魅力的な選択肢であり、単元未満株取引を利用しつつ、さまざまな銘柄へ手軽に投資できる点が強みです。
日経高配当株50ETFのデメリット
反対に、日経高配当株50ETFのデメリットとして、次の3つが挙げられます。
- 株主優待が受け取れない
- 不祥事株が組み込まれている
- 手数料が発生する
デメリットも確認した上で、購入を検討しましょう。
日経高配当株50ETFのデメリット①株主優待が受け取れない
日経高配当株50ETFでは、日本独自の株主還元である株主優待を受け取れません。
構成銘柄のうち、魅力的な優待を提供している会社もあるため、株主優待も受けたい場合は注意が必要です。
日経高配当株50ETFのデメリット②不祥事株が組み込まれている
ETFには、過去に不祥事を起こした企業も組み込まれているため、あらかじめ確認した上で購入を検討しましょう。
特に、数年間で不祥事が続出した日本郵政が組み込まれているため、万が一のリスクも懸念すべきといえます。
日経高配当株50ETFのデメリット③手数料が発生する
日経高配当株50ETFの運用には、年間0.3080%の信託報酬が発生します。
この手数料は米国の高配当ETFと比べるとやや高い傾向にあるため、投資家は最終的なリターンを考えた上で、投資を計画する必要があるでしょう。
日経高配当株50ETFの取引方法とおすすめの証券会社
日経高配当株50ETFは、株式と同じように証券会社で購入できます。そのため、まずは証券会社の口座を開設する必要がありますが、証券会社によって取引手数料が異なるため、注意が必要です。
ここからはおすすめの証券会社を紹介します。
SBI証券 | 手数料が格安
SBI証券は業界トップのシェア率を誇っており、手数料が格安という特徴があります。
手数料には「スタンダードプラン」「アクティブプラン」の2つのプランがあり、スタンダードプランの手数料は55円〜、アクティブプランは1日の約定代金が100万円までなら無料です。プランは途中で変更が可能なので、投資スタイルに合わせて好きなプランを選択しましょう。
なお、以下の条件を満たすと国内株式売買手数料が無料(ゼロ革命)となります。
- インターネットコースまたは、インターネットコース(プランC)のお客さま
- 電子交付サービス申込済で当社所定の電子交付設定を行っているお客さま
また、外国株式を全部で9カ国扱っており、証券会社の中では最多となっています。
- 米国株式
- 中国株式
- 韓国株式
- ベトナム株式
- ロシア株式
- インドネシア株式
- シンガポール株式
- タイ株式
- マレーシア株式
三井住友カードでの積立投資をおこなうと、積立額の0.5%~5.0%相当のVポイントがたまります。クレジットカード積立投資の上限は5万円となるので、三井住友カードを利用すると250円〜2500円お得になります。
また、SBI証券は1株から取引できるS株(単元未満株)も取り扱っているので、高配当株の投資にもおすすめです。
マネックス証券 | 無料クレカでの積み立て還元率No.1
マネックス証券は主要ネット証券(auカブコム証券、SBI証券、松井証券、楽天証券、マネックス証券)の中で最大のポイント還元率 1.1%となっています。
ワン株(単元未満株)の買付手数料と投資信託の購入時申込手数料は0円で手数料がかからないのも嬉しいポイントです。インデックス投資+高配当株に挑戦したいという人にもマネックス証券はおすすめです。
また、IPO(新規公開株)の取り扱い銘柄数が多いうえ、完全平等抽選なので投資資金の少ない人でも当選が期待できるので、IPO投資に挑戦したい人にもおすすめです。
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auカブコム証券 | 携帯キャリアがauならおすすめ
auカブコム証券はau経済圏と相性が良いネット証券です。
auカブコム証券では、条件を満たすとPontaポイントが貯まります。
また、「au IDの登録で、現物および信用取引の手数料が1%割引」「auカブコム証券でKDDIの株式を100株以上保有すると、現物および信用取引の手数料が最大15%割引」などauユーザーやKDDI株主向けの特典もあります。
プチ株と呼ばれる1株から投資できるサービスもあるので、高配当株をはじめとした個別株に挑戦してみたい人にもおすすめです。
\ au経済圏の人におすすめ /
口座開設が完了したら、以下のいずれかの方法でETFを売買します。
- 指値注文:指定した希望価格で売買する方法
- 成行注文:数量を指定して売買する方法
成行注文の場合、価格を指定しないため、思っていたよりも「高く買ってしまった」「安く売れてしまった」というケースがある点に注意しましょう。
また、ETFは取引所の取引時間中であれば、いつでも売買可能です。
日経高配当株50ETFを購入する際のポイント
日経高配当株50ETFを購入する際は、次のポイントを意識してみましょう。
- 日経高配当株70ETFも確認する
- セクターバランスを調整する
- 米国ETFも活用する
日経高配当株70ETFは、上場する株式のうち配当利回りの高い70銘柄で構成される指数です。不正銘柄も組み込まれているため投資家を選びますが、高い分散性が期待できるため、同時に検討してみると良いかもしれません。
また、日経高配当株50ETFは景気に敏感な銘柄が組み込まれていたりと、セクターバランスに不安を感じている方も多いでしょう。対策として、バランスを取りたいセクターの端末未満株を買う方法もあります。
さらに、米国の高配当ETFと合わせて運用するのも選択肢の一つです。約400の銘柄に分散投資が可能なVYMや配当利回りの高いSPYDなども活用すると、より安定した資産運用が実現するかもしれません。
日経高配当株50ETFの評判まとめ
今回は、日経高配当株50ETFの評判やメリット・デメリット、売買方法などについて解説しました。
日経高配当株50ETFは全体的に良い評判が多く、安定した利回りを実現しているため、将来的な資産形成のための選択肢の一つとして考えてみてはいかがでしょうか。